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徒然5

3月17日

実家の両親から「Hちゃん(長女)と婆さんの合同誕生日会及び、爺と婆の金婚式パーティーはコロナのワクチン接種後に延期します」とのLINEがきていた。とりあえず了解の返信をしたが、いつパーティーをやるという話になっていたのだろう…元気でなにより。金婚式というのは結婚50周年のことらしい。50年とは長い。考えてみると子どもが巣立った後の方が長いわけで、そう考えると子育て期間なんて本当に短い。くたびれてばかりいないで、本当はもっと丁寧に過ごしたい。原液みたいで濃密なこの時間はどんどん希釈されて薄まっていく。子どもは子どもの人生を手に入れるものだけど、「お母さん」と呼んでくれて、一緒に過ごしてくれたことには感謝しかない。あなたとわたしが親子なんて奇跡みたいだと思う。現在進行形。

3月18日

仕事を頑張り過ぎて、若干うつになる。布団の中で、ヤングの『ラーメン』(YouTube)を見ていたら大笑いして元気でた。Sくんが亀で作るカレーライスもタコライスもおでんも揚げ出し豆腐も美味しいし、ネタもおもしろい。すごいなぁと尊敬するし、感謝もおぼえる。

3月19日

夜『HEAT』を観た。映画も本も、Fさんのお勧めにハズレはない。私の借りる映画に辛口な夫も、今回は満足そうだった。

3月20日

休日出勤を断った。ダメな1日だった。夕方、次女と2人で泣いた。もう家から1歩も出たくない、本当は。誰かと話すのも嫌だ、本当は。ひたすら眠りに逃げる。

3月21日

悪夢で目が覚める。もっと眠りたい。起きていたくない。ずっと、永遠に眠っていたい。しかし、日曜日なので次女が好きな『約束のネバーランド』展に行った。入口で整理券を配っていて直ぐに入れなかったので、並ぶのはゴキブリの次に嫌いな自分は苛々した。展覧会の絵は綺麗で大きなものは迫力もあった。緻密だった。なるほど…売れるってこういうことかと思った。ジャンプで始まった時は「なんておそろしい漫画だ」と思ったけれど(息子はジャンプ派だったので自分も読んでいた)、最近人気があるものは『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』にしろヒトが食べられるストーリーが多く、絶望感がないと人ってワクワクできないのかなと感じた。アドレナリンが出るのはそういう時なのかもしれない。会場内も人が多く、熱心なファンが写真など撮っていたので2時間くらいかかった。中に入らず椅子に座って待っていた夫は「退屈だった。お腹空いた」と呟いた。回る寿司を食べて帰った。布団に入り、図書館で借りた『長新太マンガ集』を読んで自分は少しホッとした。

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3月22日

未明、Rさんのことを考えると肺が潰れそうになり呼吸が苦しい。煩悶する。明日の朝起きたらイモリか金魚になっていたらいいのに、と思う。3時35分。



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