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雲に乗りたい女

朝ドラ「はね駒」の再放送が佳境。登場人物の隅々まで愛情が行き届いた台本と、俳優たちの静かな熱演に毎回(じつに毎回!)胸を打たれている。


わたしを熱くさせるのは、丁寧なドラマ作りから伝わるパワーと、モデルになった磯村春子という人物の、“斜め方向”な志。


磯村春子は、1877年3月16日生まれ。福島の相馬から仙台のキリスト教系女学校で学び、東京に出て子持ちの新聞記者となる。

秋田の田舎から関東の大学で学び、東京に出て子持ちの雑誌編集者となった自分からすると…なんとなく共感。しかもわたしは、キリスト教系の幼稚園で知識のシャワーを浴びたので、そんなところも熱く共感。

この、ギュンギュンひかれる感じはまさか…と、
ホロスコープを拝見してみた。

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生まれた時間が不明なので正午で星読みしてみたところ、ズバリ「はね駒」っぽいホロスコープが出てきました。

わたしと同じ、9ハウス ステリウム!

9ハウスは、射手座的な場所。自由と真実を求めて突き進む、哲学や深い学び、遠い場所への旅、出版業などをあらわす場所。


馬の体に矢を持った、あの狙い定めて遠くを射る感じですよ♐︎

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ここにたくさんの星が集まっている。
 知性を表す水星。
 欲望を表す金星。
 ちゃんとやり遂げる土星。
そして、魂の目的を表すドラゴンヘッド も。

磯村春子さん本人がどんな方だったのか記録は少ないが、ひかれたものにまっしぐら!な気質だったに違いない。

彼女の著作『今の女』が、国会図書館のアーカイブとして残っていた https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/951262 ので、冒頭の一説から抜き出してみる。

『今の女』 磯村春子

はしがき

要するに、今日の女は、陰にかれて、朋輩を陥れんとするような、卑劣な陰険な思慮を捨てて、何処までも、女として、持って生まれた独特の、天性を発揮して、意志の強固な、勇気のある、然も、温かき情と、愛とに包まれた、冒し難い、強みある女であって欲しい。


男社会で誰かを陥れて成り上がるのではなく、おおきな愛をもって、女の強みや魅力をいかして自分らしく強く生きよう、という祈りが綴られている。
なんて魚座的な(彼女が学んだキリスト教は魚座を象徴する世界観)。


磯村春子さんのホロスコープ上に太陽がある、
魚座26度のサビアンシンボルは、
A new moon that devides its influence.
「影響を分割する新月 」

新月は新しい始まりを示す。
新月のとき、植物の樹液は下にむかい根に集まる。月が膨らむにつれ、樹液は上昇し、芽吹き、花を咲かせ、実をなすのだとか。

つまり新月とは、来るべき春に向かってエネルギーを蓄えている充電ピークの時期。

魚座は、生まれる前の胎内の状態と言われている。
“devides its influence”とは、ぎゅうっと蓄えたパワーを、

・自分の花を咲かせるために
・世の女性のために

二方向に広げていったのではないかな。


魂としての成長を表すドラゴンヘッド魚座10度は、
An aviator in the clowds.
「雲の上の飛行家 」

俯瞰で地上を見下ろす勇気ある人。
雲を突き抜けて進む推進力のある人。
ひとり神と対話する人、神の世界に近づこうとする人。

そうしたらなんと、彼女!

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初めて飛行船に乗った女性記者だったそうで。
(中央区の広報誌よりhttps://www.city.chuo.lg.jp/kurasi/danzyokyodosanga/newsbouquet/20nendo.files/bouquet58.200903.PDF ※ホロスコープの生年月日はWikipedia等ほかのデータを利用しました)


あー面白い。

飛行機といえば、この朝ドラも好きでした。

「雲のじゅうたん」は、秋田生まれの女性飛行士の物語。

モデルになったひとが何人かいらっしゃるようですが、秋田出身の及位ヤヱさんは、1916年9月16日が誕生日! 私と同じ誕生日。

そういえば、磯村春子さんも16日生まれ。


16日生まれは…
上のリンク先にあるダイジェスト動画のセリフで言うところの、
ばがっけ(馬鹿)!」なのかな(笑)。

ばがっけは、雲に乗りたい。




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