思い立ったら OH! HAPPY DAY
「宮崎のドトールにいる。」
という書き出しに驚き、会いにいくべきかいなか…。睡眠を入れて12時間ぐらい悩んだ。
けど、
「会いたい人に会いに行く、好きな人には好きと言う」をモットーとしてきた私にとって、この衝動を抑える理由はない。
というわけで、会ってきました!
坂爪圭吾さんに。
イエイ!!
歳の差のある初対面の男女が
ウィルス対策の施された
デコラティブなホテルのロビーで
ふたりきり。
客観的に、なんだかすごく、おもしろくて(状況が)。何度も「おもしろいですね」と言っていた(笑)。
坂爪さんのことを知ったのはいつだったか。
お金を持たずに暮らすハイデマリーさんというドイツ人女性のドキュメンタリーに衝撃を受け、考えさせられた(2012年3月放送回を見たと思われる)。
小さなスーツケース1個を持った、そう若くない女性が、ヨーロッパのいろいろな国で招かれ旅をするように生きていた。彼女の生き方に興味を持ったひとたちが、彼女を自宅に招き、彼女の生き方に触れ、そのエッセンスをもらう…。この循環で現金に頼らずとも生活していける。しかも、みんながHAPPYになって。
その後、なにがきっかけかは不明だが、坂爪さんの「いばや通信」に出会った。日本にも、あのハイデマリーさんがいた!と思った。
2014年当時にSNSでシェアしていた記事 ↓
本当に重要なことだから繰り返す。自分で生きていく力を養うことも超大事だけれど、それ以上に「誰かに助けを求める力」を養った方が、絶対に面白い目にあえる。自分ひとりのアウトプットには限界がある。自分で自分の生命を繋ぐことより、どれだけ楽しく他人に迷惑をかけることができるか(巻きこんでいけるか)が極めて重要になる。なんでも自分でやろうとすると、必ずどこかでガタが来る。精神を病んでしまうこともあるし、身体を壊して取り返しのつかない事態になることもある。日本に優しい人は無数に存在している。誰かに助けを求めたことのすべてがうまく行くとは限らないけれど、すべてがダメになるわけでもない。
いま読み直すととても示唆的で。わたしは、なんでも自分でやろうとして、ガタが来た。
そして、自分で自分を追い詰めるのはやめようと立て直していたところに、今度は息子のいろんな事件?が続き、人生どん詰まりに。
注)このどん詰まりの後に、さらなるどん詰まりが待っていた!
どんどん詰まってから半年後の2020年3月21日。宇宙元旦(春分の日)。
わたしは生まれ変わるぞ!と決意し、なぜかウクレレを背中に抱えて音信不通の息子が暮らす街に向かった。
その宇宙元旦、3月21日に発売になったのが、坂爪さんの処女作。
早速購入し、泣きながら何度も読んだ。
自分自身がわかっていながらできていないことが書かれてあったし、それに反応する自分は、そっちに行きたいんだな、と改めて思った。
「そっち」とは、やりたいことをやって、好きなものを好きだと言って、変だなと思うことには変だと言うこと、だ。
この本に書かれてあることは、私が愛する星読みの世界観とも通じている。星読みを学ぶことでみえてくるのは、この本のタイトル通りの
やりたいことをやるために、
僕らは生まれてきたんだ。
ということ。
生まれた瞬間のホロスコープには、私の、あなたの「やりたいこと」がしっかり描かれているのだ。
最高な人生を贈ろう。大切な人に、そして、他でもない自分自身に。やりたいことをやるために、好きな人に好きだと言うために、俺たちは生まれてきたんだ。完璧であることを求める以上に、不完全な自分を愛していこう。不完全な世界を愛していこう。不完全なら不完全なまま、そのままの姿で飛び出していこう。世界には、見つけられることを待っている宝物が、まだまだたくさん転がっている。自分の内側にも、自分の外側にも。
綾の吊り橋が怖かったと坂爪さんが言っていた。私は自分は怖がりで不安ばかり見つめて生きてきたと思ってきたけれど、吊り橋は平気だな、と思った。なんだ、強いじゃん。意外な宝が転がっていた。
生身の坂爪さんは、ほどよい湿度のある方だった。握手した手は力強くあたたかかった。
幸せな、おもしろい時間をありがとう。わたしは坂爪圭吾の生き方と文章が大好きだ。
不安げだったメインボーカル男子。面白くなってタガが外れちゃうところが好き!
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