前田建設

燃やせ!心のブレストファイヤー!

あつい!!アツさが爆発している!!!!!


Twitterで見かけて気になっていた


「前田建設ファンタジー営業部」


やっと見てきました!


多少のネタバレは含むかもしれませんができるだけネタバレしないように綴っていきます


話のテーマは前田建設というとある建設会社の広報部が

名作漫画 永井豪 作 「マジンガーZ」

!!!!「格納庫」!!!!

を作るための企画をするというものである


そう、まさかの、「格納庫」


マジンガーZじゃなくて

「格納庫」



思わず  そっちかよ!  と突っ込まざるを得ない


だってさ、大体こういうのってロボット作るじゃない?

そのほうが話題性もインパクトも強いし何よりワクワクするじゃん

でも「格納庫」なんです


マジンガーZの格納庫っていうのは

マジンガーZ

こんな感じで、プール(正確には汚水処理場)が

ガバーっとひらいて、下からマジンガーZがにゅーんと上がってくる仕組みをしている

マジンガーZを見たことがない人でもテレビで一度は見かけたこともあるんじゃないかと思います

かくいう私もマジンガーZそのものを全部見たことはありません

ですがこのシーンはなぜか覚えています


かっこいいよね、これ!

ロマンが詰まってる

そもそもロボットアニメというものは出撃シーンも結構重要でして

カッコよさとロマンとこれから戦いにむけて出撃するというわくわく感が凝縮されているものです

そんな大事なシーンを形作るこの「格納庫」

実はロマンの塊だったのだ!


とはいえ、この映画自体は実写であり、ましてや世界観は現代の日本であり、敵であるミケーネ帝国や機械獣などはいない

そもそもマジンガーZすらも実物としてはないので作る必要もなければ意味もない

正直に言って企業がこの企画を進めること自体が意味不明である

しかもこの企画、実際に建造する予定はナシ!

企画の積算までを出してwebで公開するだけが目的であり予算そのものがない

無償である

ボランティアである

なかなかにぶっ飛んだものである


だが、そんなことは見ているうちにどうでもよくなる


部長のアサガワを演じる小木博明は上層部へと話をうまくつけ企画の運営許可をどうにか取り付ける。このアサガワという人物はいわゆるノリと勢いで人たらしを成し遂げるタイプの人間であり、そんな上司の下で企画を進めることとなったドイ(高杉真宙)、ベッショ(上地雄輔)、エモト(岸井ゆきの)らはこの企画とアサガワに対して呆れモード

ちなみにもう一人の部下、チカダ(本多力)はオタクであり割と最初からノリノリである。たぶん私はこのタイプである。

やる気のないメンバーたちはこの企画がどうにかなくならないかと画策するのだが、気づいたら一人、また一人とやる気と情熱を持ち始める

成功報酬は期待できない、もはやロマンの塊であるこの企画が、一人の情熱から伝染していく

それぞれの専門分野の人間がもつプライドとこれまで培ってきた技術と知識、そしてなにもよりも未知のものを完成させるというロマンが、情熱となって燃えてゆく


熱い!

アツイ!

アツさが爆発している!!


人の情熱とはここまで燃えるものかと!


映画を見終わった後には清涼感が残っていた

スポ根映画を見たような、バトルものの映画をみたような

そんなすがすがしさが

鑑賞中に燃え滾っていた私の心に優しい風がふいた



私も今の仕事を始めた当初はこんな熱意を持っていたはずだ

まだ心の中にはどうやらその炎は消えずにささやかに燃えているようだ

今一度、小さくなってしまったこの炎に薪をくべる

情熱は人を突き動かす


さあ、燃やせ!心のブレストファイヤー!

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