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"新たなる始動"を行うRIOT MUSIC - "Re:Volt 2022" ライブレポート

 どうもヤンです!

今回は、3月25日(金)に開催された、RIOT MUSIC 2nd LIVE "Re:Volt 2022"に参戦してきたので、ライブレポートをお届けいたします!よろしくお願いしまーす!

 なお、今回のライブのセットリストは武田PさんがYouTubeプレイリストとしてまとめてくださっております。ライブの熱い思い出を振り返りたい方は是非確認してみてください!


RIOT MUSIC、Re:Voltとは?

 さて、今回のライブの話を行う前に、軽くRIOT MUSICについて語っていきたいと思います!
RIOT MUSICは道明寺ここあ、芦澤サキ、松永依織、長瀬有花、凪原涼菜、皇美緒奈という、現在6名のバーチャルアーティストが参加する音楽事務所です。どのアーティストも歌唱力が高く、独自の世界観を有するのが特徴ですね。

 そして、そんなRIOT MUSIC全メンバーが一堂に会する特別なライブステージが"Re:Volt"です。2021年3月21日に行われた第一回Re:Voltは、横浜ベイホールの会場を埋め尽くし、大盛況の末に幕を下ろしました。当時はRe:Voltの名前を二回目の全体ライブでも使用する予定ではなかったそうですが、武田プロデューサーさんらスタッフ陣が気に入ったため続投になったとか。かくして、RIOT MUSICの発表の場と、全体ライブを兼ねて、Re:Voltの定期開催が決定いたしました。
第二回開催となる"Re:Volt 2022"は、3月25日(金)にLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)にて行われました。座席数1,956人という、RIOT MUSIC史上最大規模の会場を、なんと基本無料(私はプレミアムチケットで参戦しましたが)で開催するというのは、バーチャル業界史上初の試みです。


会場到着〜開演まで

 JR渋谷駅から徒歩約10分の場所にあるLINE CUBE SHIBUYA。通りを抜けると現れる、ガラス張りの大きくて綺麗な会場に皆さん圧倒されたと思います。

で、でけぇ…

 到着後、まずは物販へ。物販待機列には全員のサインが書かれたいろがみとがサイン入りキービジュアルが、物販購入後には全員の等身大パネルが展示されてありました。美緒奈さんのサインは今回のRe:Voltのために書かれたこの色紙で初お披露目となります。渋谷マルイで拝見した時から思っていたけど、涼菜さんの「天下布武」の圧がすごいw

ユニコーンならぬ有花コーンのサイン好き
最近カメラのパノラマ機能を使って全景を撮るのにハマってる

 その後はTwitterのフォロワーさんと合流。短い間でもいろいろな方々と話せて楽しかったです。みんな優しくていい人だった。

会場隣にあった大きなモニュメント
この周囲にウッドデッキがあり、みんなでそこに集まっておりました

 そしてついに開場。私はプレミアムチケットだったので先に入場することができました。お手洗いを済ませ、いざホールへ!
 LINE CUBE SHIBUYAのホールは流石の大きさ。今まで見てきた音楽ホールの中でも圧倒的な大きさを持っていました。3階席まであるのすごい。
 会場内では音声認識を活用したNFTの配布も行われていました。恐らく会場内で流れていたRIOTメンバーのオリジナル曲instを認識するとNFTが取得できる仕組みになっているのでしょう(オレンジスケールのinstがとても好きだった)。私が試してみたところブラウザへの取り込みには成功しましたが、MetaMaskアプリ上での取り込みには失敗しました。NFTには近い未来に大きく発展するであろう新しい市場ですが、まだまだ課題展は山積みだと思います。RIOT MUSICにおいても、活用方法において更なる改善を求めたいところですね。


第一部 : RIOT MUSIC SPECIAL PRESENTATION 2022

 第一部では、RIOT MUSICエグゼクティブプロデューサーの武田Pさんから、今年のRIOT MUSICに関しての重大発表が行われました。なかなか内容が濃かったですね!

 まず発表されたのは、2022年春にDiscordにて公式ファンコミュニティを設立することです。Twitterだと流れていきがちな情報も、Discordで全てキャッチできるようになるという点では面白いですね!また、プロデューサーさんやスタッフさん、さらにはアーティストとの交流の場となったり、お互いに意見交換がしあえたりする活発な場所になりそうで、今からワクワクしております。

RIOTアーティストのスタンプとか使えたら楽しそう

 続いて、サブレーベルの設立が発表されました。所属アーティストそれぞれの活動スタイルや強みなどに合わせたサポート活動を行うために立ち上げる、とのことです。アーティスト間でかなり活動スタイルが違っていたのは少し気になるところだったので、この試みによりアーティストをサポートする事務所側にとっても、アーティストを応援するファン側にとっても分かりやすい活動ができるようになるのではないでしょうか。

「RIOTは箱ではなく事務所」by 武田P

一つ目のサブレーベルには道明寺ここあさん、芦澤サキさん、松永依織さんの3名が所属予定。彼女たちは配信活動などを積極的に行なっており、よりファンの近いところで活動したいという思いが伝わってくるアーティストですよね。「ルールがないことがルール」とのことで、今後はかなり自由に活躍の場を広げていくことが予想されます。

RIOTの元気印が集まった感じ

二つ目のサブレーベルには長瀬有花さんが所属予定。彼女は現在、RIOTでは唯一の次元を超えて現実世界に顕現できるアーティストです。また、RIOTで最も多くのオリジナル曲を発表しているのも彼女です。リアルの実写を行うことも含め、他のアーティストとは大きく異なる展開を見せるであろう彼女が、サブレーベルの力を借りてさらに個性的な有花ワールドを作っていくことに期待ですね!

彼女のコンテンツは本当に「誰も見たことのない」世界だよね

三つ目のサブレーベルには凪原涼菜さんと皇美緒奈さんが所属予定。彼女たちは今のところ、チャンネルのほとんどのコンテンツが配信ではなく動画で占められており、また自分の世界観を大事にしてチャンネルを成長させているイメージが強いです。そうした中で、サブレーベルの設立に伴い「音楽意外にもアニメーション、漫画などの媒体を用いて、作品として確率したエンタメを提供する」ことを目標とするそうです。今後の新展開から目が離せませんね!

アニメーションはまだ想像がつくけど漫画がどういったコンテンツになるのか予想がつかない!

 そして今度は、RIOT MUSIC ARTIST AUDITIONの開催が決定いたしました。昨年美緒奈さんが加入してからまだ3ヶ月しか経っていませんが、次の新人をもう用意していくとのことで、今からどんなアーティストが所属するのか楽しみですね!

新人を出すスパンが早い!

 さらに、2022年秋に『RIOT OF EMOTION』以来となるフルアルバムをリリースすることが決定いたしました!やはりアルバムを出してこそのアーティストだと考えているのでこれは嬉しいですね。新曲を楽しみに待っていましょう!

これは熱い

 最後に、2022年春よりRIOT MUSIC研究生制度の始動が発表されました!オーディションで惜しくも落選してしまったアーティストのタマゴを育成して、次代の新規メンバーを目指す、ということでいいんでしょうかね。初回の研究生には的場雛さん初瀬川岬さんが採用されるとのことで、こちらも楽しみですね。

どちらもキャラデザかわいい

 どれも今後のRIOT MUSICの展開が気になるような、非常に大きな発表ばかりでした!このワクワク感を胸に、さあライブが開幕いたします!

第二部 : RIOT MUSIC ARTISTS LIVE

 さて、ここからは本編である、各アーティストによるライブが開催されます!
 早速オープニングの映像にて全6人のアーティストが紹介され、会場からの期待がどんどんと高まっていきます…!


松永依織 : 今 誰よりも真っすぐに

 今回のトップバッターを務めるのは、なんといおりん!曲は先日のライブで発表されたばかりの新曲「フルスロットル!!!!!!」!熱くてキュートで真っすぐな歌声で、会場のボルテージを一気に最高潮に引き上げます。この曲は誰もが分かりやすく乗れる曲で、初っ端からテンションマックスになるいい曲ですね〜。バンドサウンドとの相性も抜群でとても気持ちいいです!

 続いてお届けされたのは、TrySailさんの人気ナンバー「adrenaline!!!のカバー(ここまでの時点で曲名にビックリマークが多すぎるな…w)。この曲もライブでノリノリになれる曲であり、いおりんのかわいい歌声や掛け声に合わせてみんなでタオルやブレードを振り回していました。めちゃくちゃ楽しかった。会場全体で一体となって盛り上がれる、いい選曲ですね!

いおりんのターン最後の曲は、こちらも新曲の「彼は誰時の走り方」。スローテンポとアップテンポが繰り返される、幻想的でもあり疾走感もあるナンバーを歌いこなすいおりんすごいですね(ただし会場はそのリズムに惑わされて、なかなかまともにブレードを振れていなかったけどw)。最後の高音も歌い切り、会場は拍手に包まれました!


芦澤サキ : ほら最高のステージで

 いおりんに次いで出てきたのは、サキさん。曲はサキさんが大大大好きなサンリオキャラクターバッドばつ丸くんをイメージして、有名ボカロPの164さんが書き下ろした「スリーセブン」です!直球のメッセージで書かれた歌詞と164さんらしいバンドサウンドに、サキさんのロックなのにばつ丸くんらしいかわいらしさも感jられる歌声が合わさり、会場はますます盛り上がっていきます。サキさんらしい煽りも飛び出し、やっぱりサキさんはライブの盛り上げ方が上手いなって思いましたね。

 さて、「スリーセブン」が終わって次は誰の曲かな…と思ったら、ステージにいおりんが登場して二人でmona(CV:夏川椎菜)の「ファンサ」がお届けされました!「ファンサ」はライブで盛り上がる定番中の定番曲ですが、いおりんとのデュエット、しかもサキさんが(多分)一人だと歌わなさそうな曲ということで衝撃がすごかったですし、とてもかわいかったですね!振り付けも二人用に凝った振り付けが用意されており、二人で大きなハートを形作った時は尊死するかと思いました…

 壇上からいおりんが去り、再びサキさんのソロとして歌ったのはDECO*27「ヒバナ」カバー。BPM200の高速ボカロ曲、しかも途中で英詞もある本曲ですが、サキさんはそれを物ともせずにドンドンと歌っていきます。サキさん、きっとアドレナリン出まくっていたんだろうな〜。会場も火花が散るような真っ赤なレーザーとブレードで包まれ、完全にサキさん一色で包まれていました。

サキさんの最後の曲は、サキさんのロックな部分を全面に出したオリジナル曲「孤独に咲け」!この曲は、とにかくサキさんの歌声が熱い!熱すぎる!!会場のみんなが知っているナンバーが流れて、夢中にブレードを振っていたことを覚えております。お決まりの「マッチング遅いね〜」の煽りも飛び出し、みんなが笑顔になりましたとさ。この曲はコールアンドレスポンスで盛り上がりたい曲だから、一刻も早く会場で声が出せるようになりますように…!


皇美緒奈 : 雷照らせ 私は光

 サキさんのターンが終わり、印象的なギターのフレーズとともに壇上に現れたのは皇美緒奈さん曲は陰陽座の「甲賀忍法帖。演歌風の要素とメタルな要素、二つの歌い方が求められる本曲ですが、美緒奈さんは新人ながら可憐な歌いこなしを見せてくれました。なんだろう…シンプルに「歌が上手い」って思いましたね。素直に感心いたしました。美しい歌声に魅了されながら、必死にブレードを振っておりました。

 続けて歌ったのは、往年のJ-POPの名曲、FIELD OF VIEWの「DAN DAN 心魅かれてく」。先ほどの「甲賀忍法帖」と打って変わり、シンプルなリズムの曲を、美緒奈さんらしく包容力豊かに歌っていきます。こちらの心も不思議と暖かくなっていくような、それでいて後半に進むにつれノリノリになれる歌声、本当に素晴らしいです。美緒奈さんの歌声に完全に心魅かれましたね!

 さて、美緒奈さんのMCタイムも終わり(MCでも美しい立ち振る舞いを一切崩さないのすごい。この人本当に新人か???)、流れてきたのは美緒奈さんのデビュー曲「セントエルモの火」です!美緒奈さんの活動テーマ「慈愛」をもとに書き下ろされた「セントエルモの火」、壮大な楽曲展開と美緒奈さんの真っすぐで力強い歌声が好きなんですよね〜!ラスサビの全音転調も難なく歌い上げ、圧巻のパフォーマンスを見せて、美緒奈さんは一度壇上から去っていきました。


凪原涼菜 : いま光あれ 宇宙の果てを知らずとも

 さて、次は涼菜さんのターンかな…と思ったら、美緒奈さんが壇上に残り続けているではありませんか!そして二人で歌うのは、Kalafinaで「to the beginning」です!涼菜さんも美緒奈さんも、非常に安定した高音とコーラスで、この曲が持つ神聖な雰囲気をうまく伝えていたように思います。3人で歌う曲を2人で歌うのはなかなか難しかったかと思われますが、そんなことも感じさせないくらい、本当に歌が上手いデュエットでした!

 さて、美緒奈さんとのコラボのMCを終えた後に、ソロで歌うのはTK from 凛として時雨の代表曲「unravel」です。涼菜さんが今までカバーしてきた中でも数少ないロック曲を、淡々と、しかし熱を込めて歌っていく姿に、見入ってしまいました。「unravel」特有のシャウトの箇所も、気迫たっぷりに叫んでいたので、こちらとしても気持ち良くなるクオリティでしたね〜。今回の涼菜さんは気合いが違うな、と思いました。

 「unravel」の後に続くオリ曲二連続、一曲目は「雲透きの詩」です。前回のRe:Voltで披露して以降、ライブ会場で披露するのは1年ぶりですね。綺麗なサウンドと鼓動を打つようなドラムを聴きながら、涼菜さんの透明感があり力強い歌声を聴くのは至高の時間でしたね。ライブ版だと多重コーラスの部分で、涼菜さんの歌っている部分が聴こえやすいというのも、この曲のライブでの魅力であると改めて感動いたしました。そして曲の最後に会場に響き渡ったのは、最高音hihiA#のフェイクです。宇宙一澄み切った高音に、私たちは酔いしれてしまいました。涼菜さんの成長を感じる歌声だったと思います。

オリ曲2つ目、そして涼菜さんが歌う最後の曲は、最新曲「Okeanos」です。バンドサウンドでもめちゃくちゃ綺麗ですねこの曲…。そんな壮大な展開の中でも、涼菜さんの綺麗な歌声は褪せることなく、自分だけの世界観を描き出していました。なんだか聴いていると、自分が本当に深淵の世界に辿り着いてしまったかのような、そんな不思議な感覚さえ覚えてしまいます。どこまでも続く涼菜さんの物語をこれからも見せていただきたいものです。


長瀬有花 : 次の行も歌にすれば伝わる、みたいな

 涼菜さんについでかわいらしく登場したのは、"だつりょく系アーティスト"長瀬有花です。歌うのは「とろける哲学」!独特な楽しいテンポに合わせて、有花ちゃんはステージを縦横に動きながら歌っていきます。あんなに動いているのに、音源通りの歌唱、いや、音源よりも楽しい歌唱ができる有花ちゃん、いったい何者なんですかね…。「にゃ〜」とか、「きみを!」とか、かわいい箇所をかわいい振り付けでかわいく歌う有花ちゃんマジかわいい(語彙力喪失)。ステージを見るだけで幸せになれる歌声でした。

二曲目に歌うは、こちらもオリジナル曲の「異世界うぇあ」です。この曲、上手く言語化できないんですけど、聴けば聴くほど新たな魅力を発見できる、暖かくてノリノリになれる不思議な曲だなって思います。この魅力は、おそらく「長瀬有花」という唯一無二のアーティストにしか再現できないような、とても素敵なものなんだろうなぁ、って思ってます。2番のラップともセリフとも区別がつかないような特有のリズムのパートがとても好きです。ライブでもこのパートめっちゃ良かった…とにかくかわいい(語彙力喪失(二回目))。

有花ちゃんパート最後に披露されたのは、いよわさんによる特有のポップス曲「オレンジスケール」です。この曲は音源のピアノ系のコロコロとしたサウンドもいいですけど、バンドサウンドだとドラムがめっちゃドンドンとリズムよく聴こえてくるので面白いですね!有花ちゃんも彼女らしいウィスパーボイスや高音を随所に混ぜながら、弾むように歌っていたので、本当に楽しかったというのが感想です。あと個人的にはBメロでブレードをゆっくり振るのが楽しかったですね。「Alook」でもバンドアレンジで披露された曲ですが、またバンドアレンジで「オレンジスケール」を聴きたい欲が高まるパフォーマンスでした。あと有花ちゃんかわいい(重要)(語彙力喪失(三回目))。


道明寺ここあ : 今は泣かない 君にもう一度唄えるのなら

Re:Volt2022の最後に現れたのは、RIOT MUSICの第一人者である道明寺ここあちゃん、そして歌うは先日発表したばかりの新曲「マジックアワー・ノーオーディエンス」です!RIOTの大黒柱であるここあちゃんが、新曲を引っ提げてトリに登場する展開、めちゃくちゃ熱いですね!!!「マジックアワー・ノーオーディエンス」という曲は、夜の始まりを予感させるような、そこまでテンポが速いわけではない曲ですが、ライブで聴くとノリノリになれるの不思議ですね!「ワン・ツー・スリー」や「エー・ビー・シー?」といったフレーズをライブらしい弾んだテンションでアレンジして歌ってくれるの、とても楽しい!

 さて、このままここあちゃんの歌が続くかと思いましたが、ここで有花ちゃんが再登場し、mihimaru GTの代表曲「気分上々↑↑」でスペシャルコラボです!本曲は、前回のRe:Voltでも有花ちゃんがソロで歌っていましたが、今回はここあちゃんとコラボで歌うという予想外の展開で、とても熱いですね!しかも1番は有花ちゃんがポップでかわいいラップを、2番はここあちゃんがロックでかっこいいラップを披露するという歌い分けも、ラップバトルを見ているようでめちゃくちゃウキウキしました。最後は「yeah, yeah yeah」の煽りに合わせてブレードを思いっきり三回振るなど、文字通り「気分上々↑↑」になれるナンバーでした!

 さて、有花ちゃんがMCパートで謎の暗号を言い残して去ったのち(見ている側としては「???」って感じだったw)、再びここあちゃんが一人で歌うのは、最高にクールでゲキアツなロックナンバー、AKINO from bless4の「海色です。これに関しては、もう、文字通り圧巻されました…!!!この「海色」という曲はイントロからアウトロまで全部サビみたいな曲なんですが、ここあちゃんの思いの丈を全てぶつけるような歌唱で、本当にすごかったです。しかもアウトロ終わりにフェイクアレンジまで混ぜてくるとなると、もう、うん、語彙力なくなるすごさでした。本当にこの曲はライブで歌う曲じゃないよ…ここあちゃんすげ…

最後に歌う曲は、ここあちゃんが敬愛するElements Gardenにサウンドプロデュースを手掛けてもらった「Horizon」です。この曲も「海色」に続きアニソンのような熱い熱い盛り上がるサウンドが特徴の曲ですが、ステージのここあちゃんはこの曲を全身全霊で表現しようとしているのが伝わりました。BメロやDメロでは情感豊かに歌い、サビでは突き抜けるような高音で歌うその様は、まさに水平線の先を目指す航海を想像させるような歌唱でした。ラストを締め括るに相応しい歌声でしたね!


 ここあちゃんが会場を去り、会場は拍手に包まれます。しかし段々と、皆さんの拍手が揃っていき、最終的にはレーザーの点滅に合わせて手拍子が進んでいきます。そのスピードも早くなっていき、そして最終的に…

ENCORE : “Music has Emotions”

タン、タン、タンのシンバルの音から奏られたのは、RIOT初の全体曲「One for Everything」です!ステージには6人が立ち、ここあちゃんの一声から始まるその様には感動を覚えました。やっぱりアンコールっていう文化はいいものですなぁ…!
 MVや音源では5人で歌っているものでしたが、今回は新人の美緒奈さんも加わって6人で歌唱する歌分けへと変更されていました。「One for Everything」はライブで絶対に歌うだろうなと考えてはいたものの、歌分けについては心配があったのですが、6人それぞれの出番を確実に作りつつ原曲の良さも失わないような、絶妙な構成になっていたと思います。にしても6人でも際立つ美緒奈さんの安定感がすごい。
 やっぱりこの曲はみんなで歌うと盛り上がりますね〜!ここあちゃんのソロライブの時にサプライズで4人が登場して以来の披露だったと思うんですけれども、この曲は5人、いや、6人で歌ってこそ、RIOT MUSICメンバーの団結力と歌唱力をアピールできるような素晴らしい曲なのではないでしょうか。


 MCタイムの後に6人で披露したのは、BiSHの「プロミスザスター」のカバーです。前回のRe:Voltでは5人の編成だったため、同じ5人グループの嵐の曲をカバーしていましたが、今回は6人グループであるBiSHを選んできましたか!
 「プロミスザスター」は「One for Everything」と比べてソロのパートが多く、サビでもソロパートの組み合わせで歌われるんですね。6人の歌声の違いを一斉に堪能できるような貴重な機会だな、と感じました。皆さん個性があって聴いていて楽しい!
 個人的には、やっぱり有花ちゃんの歌唱がとても気になりました。有花ちゃんの高音域+裏声の歌い方って、あまり聴く機会がないなと思ったので、新鮮な気分で聴いていましたね。もちろん6人ともハイクオリティの歌声を披露していて、もうブレードを夢中になって振って応援しておりました!


 さて、次がいよいよ最後の曲、となる目前に最後のMCタイムに入りました。6人がガヤガヤやっているのを見るのは本当に楽しく微笑ましい気持ちになります。
 最後ということもあり、6人から一人づつ感謝の言葉が述べられます。それぞれが語った内容については、是非ともオフィシャルライブレポートをご覧ください。個人的には、ここまで新人ながら一度もMCで噛まなかった美緒奈さんが最後の最後で噛んだのを見てニヤニヤしてました(なんかすみませんw)。いや、美緒奈さんは最初から最後まで新人とは思えないような、見事な立ち振る舞いでしたね…モデルのような美しい姿勢も一切崩してないし…


 メンバーの皆さんの想いを受け取ったのち、「これで本当に最後の曲です!」と告げられて始まったのは、RIOT MUSICの新しい全体曲、「Metamorphose」です!
 「Metamorphose」は「One for Everything」から一変してバチバチのラウドロックとなっており、バンドサウンドがめちゃくちゃに似合うような、音圧を感じられる曲でしたね!そしてもちろん、バンドサウンドに呼応する6人の歌声も熱すぎる!
 新曲ということもあり、会場上のモニターには歌詞も同時に表示されておりました。私は歌詞も追いながらライブを見ていたのですが、「Metamorphose」の言葉が指す「変身・変形」という意味を体現するような、素晴らしい歌詞だったと思います。とはいえ全部を覚えているわけではないので、これは早期のMV解禁・音源解禁が求められますね!!早くもう一度聴きたい!!


 今回のライブレポートは以上になります!Re:Volt2022は、前回のRe:Voltに比べてよりアーティスト個人の魅力に焦点を当てつつ、コラボを挟むことで観客全員が盛り上がれるような構成になっていたのではないかなと思います。改めて、この素敵なライブを作り上げてくださった全スタッフの方々、そして、「RIOT MUSIC」の名に相応しい、私たちの感情を突き動かすような歌声を届けてくださった道明寺ここあさん、芦澤サキさん、松永依織さん、長瀬有花さん、凪原涼菜さん、皇美緒奈さんに、心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!!!

最高のライブでした


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