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【NAT】ノルディック・アメリカン・タンカーズ|”1種類のタンカー×スポット契約”が特徴の石油タンカー銘柄に注目!

そんな方に向けて書きました。
この記事では、石油タンカー業界の動向と、注目の石油タンカー企業ノルディック・アメリカン・タンカーズ(NAT)について紹介します。

①なぜ今タンカー銘柄が注目されるのか?、②ノルディック・アメリカン・タンカーズ(NAT)の順で説明します。

なおこの記事は下記ブログ記事の抜粋です。ご興味ある方はぜひ下記リンク先をご覧ください。

ブログ記事の目次


なぜいま石油タンカー銘柄が注目されるのか?


なぜいま石油タンカー銘柄が注目されているのでしょうか。

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシアで多く生産されている穀物、石炭、石油などの価格が高騰していることはご存知のことと思います。

ウクライナ侵攻に対して各国がロシアに対する経済制裁を発表し、すでに木材・鉄鋼・石炭などの輸入禁止を決めた国々もありますが、今後、石油も制裁対象になる可能性があります。

このことと、石油タンカー株が注目されている理由の関係を順を追って説明します。

ロシアの原油の輸出量・輸出先

まずはロシアの原油・石油製品の輸出量と輸出先について確認したいと思います。

下図は各国の原油生産量のグラフ、下表は2019年のロシアの原油生産量とシェアを整理したものになります。このデータから2019年時点のロシアの原油生産量は世界の12.1%と、世界有数の石油生産国であることが分かります。

出所:資源エネルギー庁・エネルギー白書2021

参照:BP「Statistical Review of World Energy 2020」 を基に作成


次に、ロシアの原油・石油製品の輸出先を確認します。

下図の右側はロシアの輸出品目の割合と(2021年12月)を表しています。原油(Crude Petroleum)18.9%、石油精製品(Refined Petroleum)14.4%と、ロシアの輸出品に占める原油・石油製品の割合が高いことが分かります。

下図の左側はロシアの原油・石油製品の輸出先を表しています。ロシア原油・石油製品の輸出先の約半数は欧州であることが分かります。

まず従来のロシア→欧州の輸出量が大量なので、原油の供給が逼迫して原油・石油製品の価格は高騰・高止まりする可能性があります。

またロシア原油の代替として北米・南米・中東などからの原油・石油製品の輸入(石油タンカーで輸送)が必要になる可能性が高いです。

そうなれば、石油タンカー需要は旺盛になりますし、長距離輸送の受注も多く入るため石油タンカー株にとって追い風になると考えられます。

そのためEUがロシア産の原油を制裁対象とする否かが石油タンカー株にとって重要なポイントです。また4月下旬に開票されるフランス大統領選の結果はEUの意思決定を左右する可能性があるため注視する必要があります。

続けて原油価格やタンカー運賃の指標も確認しておきましょう。

(…続く)


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