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相談支援事業所ってどんな所?

◎身近にある相談場所

障害者としてサービスを受ける際、その種類を理解している人は限られています。また、日常生活で「どうしたら良いのか?」という疑問が生じることもあります。このような相談に対応するために、市町村の窓口以外にも、地域内には「相談支援事業所」が存在します。これらの場所は、障害福祉サービス事業所に併設されたり、単独で運営されたりするなど様々な形態がありますが、障害のある人の身近にある相談場所として活動しています。

◎困りごとの相談、ケアマネジメントから地域移行まで

「指定相談支援事業所」は、基本的な相談支援である「基本相談支援」を提供することが求められています。同時に、障害福祉サービスを受けるためのサービス利用計画の策定やモニタリングを行う「計画相談支援」を担当する「特定相談支援事業所」と、「地域移行支援・地域定着支援」を提供する「一般相談支援事業所」の2つのカテゴリーに分けられます。なお、歴史的には地域移行支援・地域定着支援の方が長い歴史を有していますが、計画相談支援を提供する事業所の数が多い状況です。

相談支援事業所は、市町村からの委託を受け、地域生活支援事業や、住宅入居が難しい障害者に対する住宅入居等支援事業(居住サポート事業)などを実施する場合もあります。さらに、児童福祉法に基づく児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害児通所事業を利用する際に必要な障害児支援利用計画の作成を担当する「障害児計画相談支援」事業所も存在します。

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