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美人は大変!!②

こんにちわ!やんです。みなさん、お元気ですか?

今回は、前回の続きになります。


私は、美しすぎる先輩が容姿やスタイルを褒められたくない、本当の理由を知ることとなりました。

ある日、美人先輩は「会社の人と写真を撮るのが嫌なんだよね」と言いました。

「へ?なんでですか?」私は尋ねました。

会社では、忘年会や誰かが退職するときに全員で写真を撮ることがよくあるからです。

「だってね、私が横にいると顔が大きく見えるから、横に来ないで!て言われるからだよ」

私「え・・・?!」

先輩は「小さい頃からずっとそうだったんだけどね。そうなると写真を撮られたくなくなるんだよね。

一緒に撮らなきゃならないときは、なるべく顔を前にだして、顔を大きく見えるようにするの」

私「そ、それは、大変ですね・・・」

先輩は、寂しそうに笑いました。

私は会社で撮った写真を見返してみました。

すると確かに先輩はわざと必ず首を前かがみにして顔を大きくするか、自分だけわざと動いてブレるように写っているのです。

人に文句を言われないために、なんたる涙ぐましい努力なのでしょうか。

美人さんは、写真を撮られるのにこんなこと気にしなきゃならないの?!

そう、美人さんは、すごくやっかまれて、嫉妬されるのです。

たしかに、先輩は他の同僚から「先輩さんは細くて、顔が小さいからいいけどさ〜」とよく言われていました。

やっかむ方は、いいなぁ〜という軽い気持ちと褒めてるつもりかもしれませんが、本人からすると嫌味っぽく感じます。

それを小さいころから言われ続けているとなると、それはきつい・・・

それだけではなく、美人さんはすごく詮索されて、噂になります。

彼氏がいるかどうか、いるとしたらどんな人なのかよく噂になっていました。

実は先輩には、素敵な彼氏がいることを教えてもらっていたのですが、やっかみパーソンから詮索+嫉妬されるので秘密にしてと言われていました。

プライベートもおいそれと話せない・・・。


そして、すごく変態に会う確率が高い!

美人先輩だけかもしれませんが、数々の変態さんに遭遇された話を聞かされました。

危険がいっぱい。

良くも悪くも目立つので、いいこともあるでしょうが、悪いこともたくさんあるな・・・という印象でした。


その後、先輩も私も会社を辞めまして、一緒にランチをとる機会がありました。

私と先輩で向かい合わせで座っておしゃべりしながらランチを食べていたのですが、

たまたま先輩の隣に座っていた男性が、ずっと、ずっと、ず〜っと、先輩のことをチラチラと見るのです。

最初はチラチラだったけれど、だんだんじーっと見つめるようになりました。

私は内心(そんなに見るなら、声をかけろよ!!そして、断られろ!)と思ったのですが、その男性は、声をかけることなく、長い間先輩をガン見しているのです。

私は、正直、なにこれ、怖いなと思いました。見知らぬ男性から、いきなり遠慮もなくジッと見られるなんて、とても気持ちが悪いものです。

ただ、ランチを食べているだけで、こんな目に合うなんて…

先輩はというと、その男性にまったくの無反応で、その男性を一瞥もせずに、ずっと私を見ておしゃべりを楽しんでいました。

つ、つ、強い!!

美人さんは、強くないとやっていけないんだな・・・

女性の嫉妬からうまく回避しながら、男性からの遠慮のない視線や行動に強く対応しなくてはならない・・・

これを日常的にやらなくては、ならない・・・

会社でも、外出先でも気にして生きていかねばならない…

モテて羨ましいと思ってたんだけど、

なんて大変なんだ!!

やはり、美人さんでも、人が生きるということは大変なことなのです。


もちろん、最初は、私も美人先輩が羨ましいと思ったこともあります。
チヤホヤされていいなぁなんて思ってました。 

でも、先輩を観察し続けて、話を聞くうちに、苦労や気をつけることが多すぎやしないかいとなりました。

それから、やっかむことがなくなってきました。

なにより、美人さんをやっかんでいても、自分が美人になることはありません。

もちろん美人さんは、よいこともたくさんあるでしょうが、

それは、美人さんの人生なので、実は私にはまったく関係ないことなのです。

それなら、自分の人生に集中したほうがいいのです。

自分の人生だから。

なにより、自分が持っているものを大切にしたほうがいい。

容姿だけじゃなくて、仕事とか、家族とか、友達とか、趣味とか、好きなこととか、大切なこととか、いろいろと持っているじゃないですか。

私達は、自分のないものを気にしすぎて、自分の持っているものを忘れちゃっていることがある。

自分、かわいそうだから、取り戻そうね。

終わり


自分が持っているものがわからなくなっているだって?!そんな人は、コーチングを受けて自分を取り戻そう。


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