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球面レンズと非球面レンズ?

前の記事のとおり、同じ度数でメガネをつくった。
近視も乱視も強くレンズの各種数値はこんな感じ。

Zoffでは球面設計のセットレンズと、オプションの非球面設定のレンズ(3段階)があるのだが、自分の場合、度数が強くレンズが厚くなってしまうので、いつも「超薄型外面非球面(屈折率/1.67)」というオプション品を使っている。
ただ今回のQuest2用はフレームもレンズの厚みもどうでもいいので、セットレンズにブルーライトカットをつけたもので作ってみた。
ちなみにレンズの詳細はこちら(Zoff公式ページ)。
せっかくなのでどのくらい違うものなのか細かく見比べてみることにした。

見え方(歪み)の違い

公式ページにもあるが、球面レンズは極端に言えば魚眼レンズのようにレンズの外周部にいけばいくほど歪んで見える、ということ。
こういう確認の仕方で違いが検出できるのかはわからないが、ちょっと比較してみた。

・・・残念ながら殆ど違いはわからない。実際、球面レンズのものをかけてみてもそんなに歪みは感じない。

レンズの厚み

厚みは正直横から見ると明らかにオプション品を使った、普段使いの方が厚い。ただ、レンズは通常外側が厚いため、レンズサイズが大きい普段使いの方が厚く見えるのは当たり前。
中心部や、同じ距離辺りの厚みを測ってみたいのだが、手持ちの計測器具ではそんなことは無理。ということで、ここからは計測器具も、測り方も、精度もかなりざっくりな話なので、あくまで参考程度に。
とりあえず、DIY用のデジタルノギスに点で測れるような加工をして計測してみた。精度に期待できないことはバレバレ(笑)。

上の赤いフレームが通常使い(オプション:非球面設計)、下の青いフレームがQuest2用(セットレンズ:球面設計)。右上はQuest2用の中心部から端までと同じぐらいの距離(目測なのでいい加減(笑))での計測。

値段ほどの差があるのか?

普段使いのメガネサイズをセットレンズで作った場合に、端の部分がどのくらいの厚みになるか正確には解りかねるので、見た目が気になってしまうとか、フレームのデザインによってはそもそも無理、となってしまうとかの可能性も否定はできないのだが・・・
なにせ非球面のレンズにすると、ものによってはもう一本メガネが作れてしまうお値段。
今回の比較においては、正直普段使いもセットレンズで良いのかな? と思ってしまうものでした。
どなたかもっと精度の高い検証をしてみてくれないかなぁ・・・と人頼み(笑)

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