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【遠出ミュージアム13】川崎市立日本民家園(神奈川)

Q:ここはどこでしょうか?

A:生田緑地の川崎市立日本民家園です。

どこの村にやってきたのか、と思わせるような原風景が魅力的な民家園。岡本太郎美術館と同じ生田緑地の敷地内に位置し、20以上の古民家が集まっています。多摩川近郊地区だけではなく、白川郷や五箇山など、全国各地から民家をが移築され、それぞれをエリアごとにまとめた感じで配置されています。民家園というとイメージしづらい(自分だけかな)ですが、要は公立の野外ミュージアムなのです。

何百年か前の日本の家、社寺仏閣がアートやマインドの象徴だとすれば、民家は人間の生活圏なので、非常に合理的というか便利な工夫が施されています。懐かしさを感じるというよりも日本の前の時代に生きた人たちの知恵の結晶かなと思うのです。まあ、専門家じゃないから多くのことがわかるわけではないのだけれど。

三重から移築されてきた一つである船越の舞台では奈落が見学できておもしろいですが、自分が一番驚いたのは五箇山の合掌造りの野原家にあった渡し籠です。人力ロープウェーで深い谷を渡るって、、、ものすごいことしてたってことですよね。ワイルド。。

さらにここから整備はされていますが尾根のような場所を通って行ける枡形展望台にのぼってみると、多摩川が文字通り一望できました。都内どころか埼玉県の建物や日光の山まで見えるのです。こんなに見通しのいい場所、、、砦作りたくなるね〜

公共施設ながら楽しめるところが多く、また古民家カフェ的なものを時期によってはやっていて、近場で緑に触れられる貴重な穴場的なスポットでした。

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