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第25回NHK全国短歌大会レポ

こんにちは!松浦やもと申します。
今日は先日NHKホールで行われたNHK全国短歌大会のわたしの様子をわたしがレポートします。がんばるぞ~✨



作品投稿

松浦は学生のため半額、、、ということで題詠含む三首を投稿することは決めていました。が、自由詠二首は大満足短歌貯金を放出することで決定していたけれど、とにかく題詠が難しい!
「平」と聞いて平和とか平坦とか思っていたのですが、なんとも思いつかず、時刻は締め切り当日の23時。結構焦ってました。締め切りぎりぎりにならないと頑張れないタイプ。
金平糖は天啓だったんです。あ!金平糖!これなら書ける!と思って、そのまま上の句のフレーズが浮かびました。超インスピレーション短歌だ……
対比ぐらいしか技法もよく知らないのでまっしろと黒髪の色と表記の対比を入れてみて、そして天の川の見立て?を入れたと。
最初星座になろうとしていたのですが金平糖の星と距離が近すぎるので神話にしました。星座には必ずその神話があるので。(星座になったら永遠だよね〜という気持ちでいます)

入選通知

2月上旬、雪の日。夜まで雪合戦をして帰ってくると封筒が来ていました。そしてなんと入選!
3首応募しましたが通っていたのは題詠の1首のみ。わたしのかわいい自由詠の赤ちゃん…(涙)半分、題詠の赤ちゃん‼️‼️(喜)半分でした。なんとなく特選だったらうれしいなあと思っていました。
それから1、2週間後、また天気が悪い日にNHKから封筒が来ました。速達で、インターホンがなって、宅配便かな〜と思っていたらNHKから手紙。開けたら特選一席。結構びっくりしたけれど、意外と冷静でした。わたしの赤ちゃんだもんね!という謎の自信。そして最年少特選だったそうです。おお。

大会当日

控え室に入ると人数分のお茶と作品集が置かれていて、とりあえず作品集をめくりました。この人かなと目星をつけていた方ではなかったのでまた最初から見ているとなんとわたしを選んでくださったのは穂村弘さん。推しだ、と衝撃。短歌ももちろん好きですがわたしは穂村さんのエッセイを愛している。毎晩ひとつ読んでから寝てます。嬉しい……
そしてわたしは人生で1番緊張していました。
何年もピアノや吹奏楽をしていてホールに立つことには慣れている方だと思うのですが、なにしろ短歌でホールに立つなんてはじめて。音楽は練習した上でお客さんの前にでるからある程度自信がありますが、直接の練習をしているわけではない短歌はほんとうにほんとうに緊張しました。
自分の短歌のターンが来て、でも緊張してるからせっかくの評がぜんぜん頭に入ってこなくて、その後のインタビューで「短歌の好きなところはどこですか?」と聞かれテンパりすぎてなぜか「見てもらいたい」を連発する自己顕示欲が高い人になってしまった。本当に言いたかったことはこれです。

・瞬発性が高い
・読むのにも書くのにも時間がかからない
・かからないからこそ広く色々な人に届けられ、また覚えてお守りにもできる
・生活に寄り添える

休憩時間にオレンジジュースを出していただいたのですが、ガチガチすぎてスーツ姿の梅鶏さんをスーツを着たNHKの方だと思い、ごちそうさまです〜と口走ってしまう。
休憩の間に大森静佳さんに結社の話をしていただき、(そのときは緊張で大森さんが塔のことをわすれていたのだが)「塔です!」と答えた。絶対にこれから毎月詠草出します。
大会後のエレベーター待ちの時間に自由詠特選一席の弓吉えりさんとお話しました。めっちゃ楽しかった。

大会を終えて

自分はまだまだひよっこ歌詠みだけれども選者の方やほかの特選者の方とお話できてほんとうに楽しかったし、幸せだなあと思いました。わたしを選んでくださった穂村さんとお話できなかったのだけが心残り……なので来年も舞台に載せていただけるように精一杯歌を書こうと思います。
ほんとうに、ありがとうございました。


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