推し短歌(短歌ダイジェスト編)
藤子・F・不二雄作品の面々
ポケットが四次元ぐらいでかかった、左手と右手をつつんでも
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まんなかでひとり残ったわたしでもボールにあたればどこかに行けた
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どの家もしろいシーツをほす春のどこかにオバQの殻もあるよ
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ピーマンをパーマンと呼ぶパーマンパーマンのみこむ勢いとか、欲しい
サンリオキャラクター
ほっぺたをつまんでルビー、ルビーちゃん、わたしたちともだちだよねまだ
7月にうまれたわたし、もしかしてわたしはルビーちゃんなのかもな
おなじ犬、だよね?プリンとシナモンはなにがちがって票をとりあうの?
ちがうんだ、猫背なんかじゃないんだよ、背中でプリンくんがねてるんだ
ポチャッコは小さい犬で、私のために働いて、働いていた
探偵チームKZ事件ノート
6年生になれば黒木くんみたいになんにでもなれる気がしていた
自転車も雑誌も盗まれなくって、探偵友達もいなくって
なんのエキスパートでもないわたしって、どこで暮らせば良いのでしょうか
アイカツ
でかすぎる団子鼻さえばば抜きのようにカードを持てば隠れた
スカートで舞って学校で輝いて小学生もカードが命
あなたには心を込めてわたしからスペシャルアピールかます予定
文豪ストレイドッグス
異能力人間失格世の中の宿題もぜんぶ無効化します
羅生門獄門顎に咬まれてはいまだ夢から醒めずに生きる
横浜で暮らしてるよね、わたしいま、おんなじ道を靴で踏んでる
占いツクール
(名前)ちゃん愛してるよもやもちゃんを愛してるよに読みかえられる
こんにちわ(ˊᗜˋ*) 駄作者の松浦やもです← 小説楽しんでってください!()
わたしなんて愛されないと思うから名前入力欄に「ああああ」
毎日のようにわたしは名前欄にやもって入れて読んで青春
ヘタリア
ギルくんはいつもわたしの耳もとでしらない言葉を囁いている
わたしいま、きみが教えてくれたあのしらない言葉で手紙を書くよ
人型の国家でありますシーランドくんより小さな国家であります
地図帳の外で眠っているきみに毛布をかけてあげる風の日
ギルベルトくんはわたしに私様はかっこいいって教えてくれた
美術館
風の吹く朝にひとりで見るパンダ、ひとりでゴッホ、わたしのゴッホ
「ひまわり」は手の届かない壁面にかけられていて くらいな、私
わたしってなにものだろう、ゴッホにはゴッホのしわがちゃんとあったね
絵の具たち、起きていますか、額縁のガラスから見るヒトはどうですか
短歌
隣にはあなたとあなたがいて、ぼくらはTシャツをなびかせて歌って、
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