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ケーキの作り方を知らないだけ

「やってみたいけど、できないだろうな。」
と諦めることが、よくあります。

ひとつは
「誰かに何かを教えること」。

私はずっと国語の先生になりたかったんです。

大学も国文学科に入り、教員免許を取る気満々。
しかし必修授業が1限目にあったことで、朝の苦手な私は早々に単位が取れず、挫折することになります。

先生になる夢は破れましたが、
いまでも憧れは「自宅で教室を開くこと」です。

少人数のゆるい感じで、お稽古ごとが終わったら焼き立てのケーキと紅茶でおしゃべりするような。おばあちゃんになったらそんな自宅教室の先生になるのが夢です。

ただ、「そうは言っても、私には何も教えることがない」と感じてしまうんです。

事務スキルや、グラレコやイラストの描き方など、私にできることはたくさんあるはずなのに「人に教えることはできないだろうな」と、諦めてしまっています。

でもふと気付きました。
私はケーキの作り方を知らないだけなんじゃないかって。

ケーキの作り方を知らないのに、ケーキ屋さんになろうとは思わないですよね。自分にはできないと思い込んでることは、ただやり方を知らないだけなのかも。

私でいうと、誰かになにかを教えたければ、そのモノについて学ぶより、それを教えているひとに会いに行く。

自分がやっているイメージさえつかめれば、あとは発進できる気がするんですよね。

大事なことなので、もう一度、言い聞かせることにします。

「私はできないんじゃなくて、
やりかたを知らないだけ。」

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