芸術の秋、ちょっと語らせてください
昔から、個展をやると聞くとぜったいに駆けつける画家が二人います。
私のイラストや色味のテイストはかなりこの画家たちに影響されているので、今日は大好きなふたりの画家の話をしたいと思います。
まずは一人目。
レイモン・サヴィニャック (1907-2002年)
フランスで活躍した、ポスター画家です。
彼の描いた広告のポスターが、ユーモアがあって優しくてかわいくて本当に大好きなんです。
このイラストは、森永チョコレートからポスター依頼があったときに提出したんだけど、却下されたもの。たぶんみたことある人も多いんじゃないかな。
最終的に右のポスターになったみたいなんだけど、どう考えてもこの少年のほうがかわいいよね!!ああもう本当に天才。なんて可愛いの。こんなに可愛いのにボツになったという経緯も含めて大好きなので、ずっと家に飾ってあります。他のポスターもアイデアが素晴らしくて大好き。
ちなみにこのポスター画集は、サヴィニャック展に行ったときに買った私の宝物。ミニマリストの旦那に卒業アルバムを全部捨てられても、この画集だけは絶対に生涯捨てないからねと言い切っているぐらい大切。
そして二人目。
ロドニー・グリーンブラット (1960年-)
ロドニーさんはニューヨーク在住のイラストレーター。
私のイラストのルーツでもあります。
私小学生のときにPUFFYの大ファンで、PUFFYのジャケットのイラストをずーっと真似して書いてたんです。いまや懐かしの縦長CD。とにかくジャケットが可愛くて並べてはニヤニヤしてた幼きわたし。これがロドニーさんと私の出会いです。
次第にPUFFYが好きなのかロドニーさんの絵が好きなのか分からなくなってきて、大人になってもその想いは変わらず、気が付けばロドニーさんの絵を買うように。
右下の色紙を見てほしいんだけど、初めて会ったときに「PUFFYのイラストを描かれているときから好きでした!!」って伝えたら、なんとPUFFYのCDをもっているイラストを描いてくれて!!!もう神だよね。小学生の私に教えてあげたい。よかったね私!!
日本が好きって言ってくれてるロドニーさん。
まえはよく来日して、絵を購入したらサインもらえるみたいなイベントをしてくれていたんだけど、もう7年ぐらい開催されてない。
あ~~ロドニーさんまた来日しないかなー。どんな予定があっても飛んでいくのに。
ロドニーさん聞こえてますか??届け!この想い!!
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というわけで、今日は大好きな大好きな画家たちについてお話しました。
芸術の秋。自分のルーツを探す旅にでるのも、面白いかもしれませんね!