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【見てない人は読まないほうがいい】公開日にシン・エヴァを見に行って思ったことを羅列。

冒頭・アバン

・事前公開された約10分、スピード感があるので前もって年度も落ち着いて見ておけたのはよかった。(親切すぎる)
・ヴィレが「いま・どこで・なにをしようとしているのか」を知れた。
・パリの復元シーン最高。
・ユーロネルフの存在はTVシリーズから知られていたが、私たちの知るパリの街並みで稼働させる光景は初めてで興奮する。
・ヴィレとネルフ双方のメカニック、初見のものもなんの説明もなしにバンバン出てきてギャンギャン動かすので、ずっと往復ビンタされてるみたいで最高。
・Qでヴンダーが出てきた時から思っていたけど、ヴンダーの護衛も兼ねている空中浮遊戦艦の使い方が乱暴でたまんない。「それ、そういう使い方なのん!?」てなる。
・あの立ち位置で動かねえリツコ最高。
・なんとなくマリへの思い入れが増す。

第3村の日々

・全体が良すぎる(脚本、美術、演出、セリフ、内容)
・トウジ登場から涙腺崩壊。
・25年前から、綾波(の形をしたなんでもいいが)に心が芽生えていく姿をずっと見たかった。
・「これ以上優しくしないで」と途中まで夢かなと信じられないくらいよくて辛い。
・弱ってるシンジのこと、イライラもする。
「ああでもこいつこういうやつだった」
「こういうふうにしかできないんだ」
「こうなっちゃう理由がこいつにはある」
「でもだからって」
と、過去もっとずっと平面的に感じていた彼の苦悩が、今だから立体的にわかる。何人もの自分の友人の顔が浮かぶ。
・「なんにもしなきゃよかった」としか思えなかった時が私にもある。
・「なんにもしなきゃよかった」としか思えなかった時が、きっと庵野さんにもあるんだ。
・ヒカリのセリフが全部大事。(だれが書いたの?榎戸さん?)
・綾波の作画が神かわいい。(だれが描いたの?中山さん?)
・ケンスケがいい男になるなんて25年前から知ってた。
・ケンケンて!!!!
・アスカ、パンツに大きめのパーカーという新しい究極の萌えを。
・そういうつもりでおっぱい出してんのか。
・トウジとケンケンの説明でいろいろわかる。
・ヴィレは戦ってるだけじゃない、人々を守り、暮らしを支えてる。
・ミサトさんがただ意地になって、なりふりかまってらんないだけじゃないってわかって、それ泣けた。
・加持の子!
・加持の子もだし、アス×ケンもだし、鈴原夫妻もだけど、「その後のみんな」にやっとちゃんと会えた。うれしかった。
・食事や風呂、眠るシーンは、本当に大切。それがあるから、戦闘が尚更胸に響く。「私たちはなんのために戦うのか」
・アスカもいろんなヒントをくれる。眠れないこと、食べる必要がないこと、彼らがなにを犠牲にして戦い続けているのか。
・「初期ロット」の行く末の予感も。
・エヴァパイロットの身体的設定の説明だけでない。食事や休息のシーンが私たちに戦いの意味を教え、戦いの意義を強めるように、それを奪われた人間はずっとずっと荒廃した魂で戦い続けているのだと想像できる。もっというと「エヴァ」というものに取りつかれた人間たち(制作スタッフやファンふくむ)も、この25年そういった状況にあることをメタ的に感じる。

決戦の前

・髪を切ってあげる。
・マリってベタベタ触ってくるけど、アスカは拒絶しない。(昔のアスカなら気持ち悪いって言いそう)
・マリみたいに「触れるキャラ」ってかつてのエヴァにはいない。「触れる」は大きい。「触れる」は生む。体温は自動的に人を救う。
・「あの時好きだった」って言えてスッキリする。こっちもスッキリしたわ!
・ミサトとリツコの会話が珠玉。

決戦

・トップをねらえじゃん。
・あっちのヴンダーとこっちのヴンダーがガッツンコやりあう。子供が両手に持ってガッツンコ戦わせるみたいにどんどんやりあうのがいい。
・ミサトさんがめっちゃ声張ってる。
・武器弾薬をがっつり積んだ2号機が次々いろんな武器を使い分けて夥しい量の敵エヴァをぶちのめしていくのが最高。1000回見たい。
・アスカの使徒化、死闘すぎて涙で前が見えない。1000回見たい。
・ミドリとサクラもそれぞれの仕事ができてよかった。
・ミサトがシンジをかばって腹撃たれるのは、旧劇と同じプロセス。
・あまりに自然にミサトがシンジをハグするから、ビックリするよね。こんなこと前できなかったよね、スタッフさんが大人になったんだなーと思う。

概念パート

・特にゲンドウがまたわからないことを言い出しました。1000回見せてください。
・ゲンドウが「とにかくユイです」とはっきり言ってくれて、私はうれしい。それを言うのに25年かかってんでしょ?それずっと恥ずかしくて言えなかったんだよね庵野さん。で、実は旧劇から変わってないよねそれ。やっと言えてよかったね。
・というか「とにかくユイです」が人類補完計画をする理由として通用しないと思ってたのかもしれないけど、全然そんなことないから。
・好きな人が死んじゃったなんて、辛いよ。辛くてアニメ2クールぐらいになるよ。
・暗い部屋で生きてる孤独な人が、他人から扉をこじ開けられて光を知ると、こうなる。他人事のようにも思うが、自分にもそのように縋るものはある。人であれ物であれ、光は薬にもなり毒にもなる。

たくさんのおとしまえ

・ゲンドウだけでなく、全員のおとしまえをつけるのがすごい。なんてしんどい作業をするんだよ。
・ちゃんと終わらせてくれるんだ、ってことに涙。
・エヴァの中に取り残された魂をみんな開放する。つまり私たちも解放される。
・天から降るのは私たちでもあるのだ。
・「お母さんに似た人」でもなく「思春期に好きになった人」でもない、まったく違う雰囲気の人を好きになれる。世界は変わるし、広がる。まったく想像もしなかった自分になったっていいんだ。そうできる。


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