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淀川沿いを走って、鳥をみる

Shukkaちゃん、スクリーン越しのみなさま、こんばんは。
3月も中旬に差し掛かるというのに、2023年初投稿です。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

Shukkaちゃんもとても大変な日々だったみたいですね。
生姜入りのあったかいものでも飲みながら、
近々リアルにキッチンでおしゃべりしましょう。

実は私の方もいろいろあって、年の瀬は心落ち着かない日々でした。年越し後もそんな落ち着かない気分は尾を引いて、悶々と日々を過ごしていたのだけれども、これではいけないと自分を奮い立たせて、愛息子を一時保育に預けた日に、普段と違うことをしてみました。

それは、ランニングです。

Shukkaちゃんはご存じかと思いますが、
走ることが何よりも嫌いな私がなぜわざわざ寄りにもよってこれを選んだのかびっくりされるかもしれません。
だからこそやってみました。普段絶対やらないことを無理やりやって、
なんとかこの鬱屈とした空気を変えたかったのです。


とはいえ、妊娠以降まともに運動をしてこなかった私なので、まずは自身の身の安全のためにも”慣らし”からスタートです。


入念すぎる程ストレッチをしたのちに、走ったのは、淀川にかかる橋を一往復のみ。
それでも1キロはあるので、普段の運動値0の私からしたら大したものだと思うことにしまた。
(というかいきなり沢山走ったら諸々不安過ぎたのでこのへんに留めておいた)


走るまでは着替えること、寒い中外に繰り出すこと、そして息が上がることすべてが億劫だったけれど、冷たい冬の空気がしゅんと肺を冷やしてくれて、体中をめぐるヘモグロビンに美しい空気がのって巡っているような、小さな生まれ変わり感がありました。
何よりも、全くの一人でお日様の下を歩くのなんて久しぶり過ぎて、普段使っている神経を数本節約できるみたいな気楽さに驚きました。


一気に橋を渡り、反対側の土手を下ると、水鳥が沢山泳いでいました。
一応狩猟免許を持っているので、鳥には多少詳しいと思っていたけれど、
目の前の黒い鳥がなんという名前なのかわからなくて、サントリーの鳥図鑑で調べて、おそらくオオバンかなとあたりを付けました。

空を見上げると全身真っ白なカモメも飛んでいて、「狩猟鳥獣で白い鳥はいないんだよな」と狩猟免許取得の時に覚えた知識をぼんやり思い出したりしてました。

もう少し川沿いを下っていくと、セキレイ、鳩、ムクドリ、キンクロハジロ、カラス、雀………と数百メートルの中で意外にも多くの種類の鳥と出会えて、数えてみるとなんとその数15種類にも及びました。



もう途中から全然ランニングではなく、ゆるゆるバードウォッチングに切り替わっていたけれど、平日の昼間に鳥を眺めていられるこの呑気さに、心安らぎました。


意外にも、私の他にも川沿いには日向ぼっこをしてたり、散歩をしている人が老若男女問わず結構いて、平日の昼間は働いてなくちゃいけない、もしくは、ふつうは働いている、みたいな固定観念を持っていたけれど、色んな生き方暮らし方がそりゃあるよなと、当たり前のことに気付かされたりしました。



普段と違うことをやってみるというのは、いいものです。
時間は短くても、頭と体に新鮮な風を吹き込んでくれました。


淀川には予想以上に沢山の種類の鳥が住んでいる、とうこのちっぽけな発見できただけでも、走る価値はあったな、とそんなことを思うのです。


もう啓蟄も過ぎて少しずつ春めいてきたけれども、まだまだ外は寒いです。
木々に葉のない冬はバードウォッチングには最適、と昔鳥好きのおじさんから聞いたことがあります。
冬の気配の残る今の内に、寒空の下を鳥を眺めるそぞろ歩きなど、いかがでしょうか。
ちょっと花粉症の人にはつらい時季になってはきたけれど!






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