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企業が障害者を雇うときに必要な能力

こんばんは。ご覧いただきありがとうございます。前提として私は医師、心理士、PSWといった専門職ではありません。私の理解、解釈が間違っている点は多分にあるとおもいます。
障害者雇用の現場に15年働いている経験からこの記事を書いています。
よかったら、好き、フォロー、コメントなどしていただけると励みになります。よろしくお願いいたします。今回は障害者雇用の活かし方について書いていきたいと思います。
私については以下をご覧ください。

結論:BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)です。日本企業こそすでにその能力があります。

1.BPOとは

ビジネスプロセスアウトソーシングとは企業活動における業務プロセスの一部について、業務の企画・設計から実施までを一括して専門業者に外部委託すること。です。企業によっては総務であったり、人事の給与計算であったりを全部外部に委託している企業があります。それとは別にSSC(シェアードサービスセンター)というものがあります。これは例えばグループ会社の経費計算はSSCに全部投げますであったり、備品管理は全部やりますであったり少し昔のいい方をすれば、そしきの業務の選択と集中の考え方です。

2.なぜ必要なのか

まず、障害者に一定の仕事を任せなければいけません。各種障害の方を健常者の方と同一環境、同一業務をさせるのは難しいと思われている担当者の方は多いと思います。なので業務を切って渡すという考え方が必要になります。これはどちらかというと仕事をやっている現場の感覚というより、人事であったり、経営層であったりが考えたらいいかなと思われますが、それをしてしまうと現場のことがわからない部門によって無理やり仕事を切られて全体としてのパフォーマンスを下げてしまいます。なので逆に現場でお仕事をされている方こそ、日々のルーティーンになっている単純作業であったり、量が大量にある仕事をしないといけない場合、面倒な部分は誰かにやってほしいなと思われることは多々あると思います。そういっためんどくさいことを切って誰かにやってもらったほうが自分は仕事の効率を上げたり、生産性をあげる仕事ができてきます。なので日々やっている仕事のおもしろくないし、面倒だなと思う部分を誰かにやってもらいたいな。そう考えれればBPOをする上での能力はクリアしています。高額を払って業務改善コンサルなんて頼む必要すらないです。

3.日本企業が向いている理由

経済系の情報発信をみていると海外の企業を学ぼう、日本はダメだといわれがちです。日本はなぜGAFAを生み出せなかったのかとかはその典型例です。ですが、IBM、Amazonなどは逆に日本企業のシステム、やり方に対してとてもリスペクトしています。Amazonのジェフベゾスは特にTOYOTAリスクペクトがとてもあり、TOYOTAの看板方式を物流だけでなく、ほぼすべての組織に採用しています。外資系企業が徹底して結果にこだわるのはTOYOTAの作業効率を上げるために物の置く場所を数cm単位、作業を数秒削るを積み重ねてとにかく時間を作る。生産性をあげる。そして結果を出す。これはほとんどの外資系企業がやっていることです。日本の企業モデルは実は外資系で結果を出している企業の大半が日本の良かった時代のやり方を学んで実践しているのです。P&GでもAmazonでも徹底してお客様を大切にします。P&GではCustmoer is BOSSとA.G.ラフリーはいっています。彼はP&Gで日本の社長も経験していてその経験からP&Gをイノベーション企業にしています。Amazonは世界で最もお客様を大切にするをコンセプトに置いています。日本の顧客要求水準は世界TOPです。日本企業は世界で勝てます。日本のような顧客要求をとことん聞く企業姿勢は今、TOP張っているグローバル企業は全て日本から学んだことを実践しているからです。

4.Amazonではそれをメカニズムといいます

少しAmazonの話をしたいと思います。Amazonの仕事はAmazonでだけ通用するような業務になってしまうので、というのは転職サイトでみかけることがあります。なぜそうなっているのか。Amazonではメカニズムとよばれています。これは人のシステム(組織化)+ITシステム化を合わせたものととらえていただければと思います。このメカニズムはTOYOTAのやり方を徹底的にパクッてできたものです。Amazonは従業員数で言えば世界最大規模になります。なぜそれができているのか。それは徹底的にTOYOTA方式を採用したからです。

5.GAFAMは人が辞めてもイノベーションが続く

Googleの仕事環境をみたり聞いたりしたことはあるでしょうか?社員に無料の食堂があり、おしゃれなカフェテラスで優雅に仕事し、オフィスにはお菓子も置いてあったり、無料でおいしいコーヒーが飲めたりします。環境という面でいうと世界最強と言えます。ですがそこで働く人の平均在籍日数は13か月です。新しい人を新卒で雇っても、転職できても1年ちょっとで辞めていきます。ですがそれでもGoogleは躍進を続けています。理由はシンプルです。結果に対する要求水準が高いからです。みんな辛くなります。それに外資系って日本の昔のブラック企業とか駆け出しベンチャーなみに働きます。Work Lifeバランスではなく、Work as Lifeです。24時間働けますか?というより24時間365日働きますくらいの勢いがあります。1万倍ともいわれる倍率を突破した人がそれくらい追い込まれます。病みます。辞めます。でも組織は衰退しません。それは会社のメカニズムが効いているからです。

結論:BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)です。日本企業こそすでにその能力があります。

企業が障害者を雇うときに必要なものはビジネスプロセスアウトソーシングです。それは人事や経営層というより現場で働いている方にこそその発想が生まれてきます。自分がやっているつまらない仕事や大量の雑務は全部障害者なり、外部にやってもらえばいいだけの話なんです。外資系で世界でTOP張っている企業のやり方なんてみんな真似できないって誤解しています。世界でTOP張っている企業ほど日本のやり方を学んで実践しているに過ぎないんです。みんな自分はできないとネガティブになっているだけなんです。逆なんです。日本ほどできる国は逆にないんです。日本ほど顧客要求水準が高い国はないんです。生産性が高い会社ほど日本のやり方を学んで世界でTOPはってるんです。

あとがき

とはいえ、みんな自分の仕事を失うのが怖いんです。私自身、就職氷河期世代なので仕事にありつけることに必死になっていました。自分ができそうな、自分のことを少しでも長所におもっている企業に入ろうと必死でした。
だから自分のタスクをホールドしたくなる気持ちはよくわかります。だからこそ提案したいです。
楽しませんか?
誰でも出来る仕事、ホールドしてませんか?抱えてませんか?
部下や同僚にお願いしてみませんか?
部下や同僚にも頼みにくいんだったら、どうせ何人か雇わないといけませんし、障害者に仕事、なげてみませんか?
もう、マネージメントだけやって、仕事は全部誰かにやってもらいませんか?






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