今、政治が面白い

結論:保守分裂が面白い

1.兵庫県知事選挙

7月18日に兵庫県知事選挙です。最初は自民と維新が押してる候補が勝ちそうで面白くないなと思っていましたが、調べてみると面白かったです。兵庫県知事というのは現職の井戸知事が20年にわたってやってきました。オール与党で勝ってきました。自民、公明、民主推薦ってことです。右左関係なく一人を押すということが20年以上にわたって続いてきました。それが今回自民党本部+維新推薦の方と自民県連+民主推薦の方の事実上の一騎打ち近い形になっています。とても香ばしい。

2.政治の面白さ

若いのが投票いかないからおっさんが好き勝手勝ち馬乗りたくて右往左往って感じが保守分裂です。投票にいけというより、誰が勝つか予想するのが政治のあるしゅ一番面白い点であることに気づいてほしいなと思います。政策、思想、政治的イデオロギーなんて関係ないんです。誰が勝つか予想するのが面白いのが選挙です。うちの地域はどうせ公明党が勝つしなと悲観しなくても大丈夫です。誰にも入れたくないしな。どの政党の政策、党利党略も俺には関係ないしなとなったらどうなるのかはもう結果が出ています。

3.東京都議会議員選挙

誰にも入れたくない品の結果が東京都議会議員選挙です。

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/togisen/2021/

何が起きたかというと、小池都知事が押している都民ファーストが議席を激減させると思われたのに、自民はそこに割って入れませんでした。自民+公明で過半数割っています。自民党は選挙前25議席。今回33議席獲得。立候補数60名。自民党が半分落ちてるんですわ。これは単純にオリンピック開催問題で自民党に問題があると思った層が多かったと思われます。数が増えた政党を見ていってみましょう。自民(25→33)。立民(8→15)。共産(18→19)。維持したのが公明(23→23)。維新(1→1)。組織票が強い政党は共産、公明、自民、立民の順だと思ってもらって大丈夫です。つまり投票率が下がれば誰が立候補していても推薦された奴にいれるという脳死した奴が多い組織が強くなるんです。東京都議会はどう運営していくんでしょうかね。小池都知事の手腕に注目です。

4.保守分裂ドミノ

日経が分かりやすくまとめています。若干古い記事です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD209RD0Q1A120C2000000/

自民党は官邸主導により力を大きくつけました。結果中央から地方に対して意見を強くいうようになる。合わせて小選挙区制によって県議をやってから国会議員というたたき上げより、中央をよりよく理解する候補、勝てる候補を擁立したいとなってきます。それが強くなると保守分裂。中央と地域の立てたい候補が変わってきます。衆議院選挙が今年ありますが、党内候補の統一は難しくなっていくことが容易に想像できます。

5.勝ち馬にのりたい

政治家は100%これです。しかし、上意下達に逆らいたいときってどんな時でしょうか。すごい簡単です。自己の利益に反した上意下達には従いたくない。自己の利益とはとても簡単です。自己の生命、財産の危機を感じたら、世界を敵にまわすことになっても反対したほうがいい。もう地方は地方。国会は国会ということになります。ローカル最強の生き方をするか、俺が日本で一番強いやつになるという生き方をするか、俺は世界でてっぺんとるみたいな生き方をするか。どの段階でそういうやつの勝ち馬にのるか。人が生きる生存戦略ってそうなっていくんじゃないかなと思います。

結論

保守分裂が面白い。自民党はすでに保守ではないし、2013年ごろに懸念された右傾化は影も形もない。とはいえ日本に自民党より右な政策を打ち出しているのは日本第一党しかない。しかし、国民感情としては大きな政府を期待している。国がバンバン保障していけというのが今の国民感情なんじゃないかと思います。結構、コロナ後の日本の政治混沌は面白くなってきたんじゃないかと思っています。誰にいれるかじゃなく、誰が勝つかを追うと選挙はめっちゃ面白い。

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