理解してほしい


結論:自分を理解して欲しい時は、相手も理解して欲しい

1.理解
精神、発達障害の方がよくいうのは理解して欲しい。ADHDやASDのあるあるはtwitterで溢れかえっています。自己理解のアウトプットとしては有益だと思いますが、世間的な理解を得られるかについては疑問があります。少し考えてほしい。理解してくれないとぶつける相手のことは理解しているのだろうか。

2.話を聞く
例えばあなたが何が悩みを抱えていたとします。友人、医師、カウンセラー、支援者、職場、誰でもいいです。相談としたとします。その時に相手があなたの話を遮って、その悩みならこの解決方法が良いよと永遠と話をして聞いてもらえなかったとします。その時に理解してもらえないと感じないでしょうか?これは障害者雇用の現場で一番大事なのは話を聞くということです。なので逆も考えてほしい。どうやったら相手に自分のことを理解してもらえるかの前に、どうやったら私の話を聞いてもらえるのかを。これはとても簡単です。相手の話を聞いてあげれば良いのです。これはトレードオフだと思っています。

3.トレードオフ
トレードオフとは何かを達成するためには何かを犠牲にしないといけないという考え方です。私は相互理解はトレードオフだと思っています。自分を理解してもらうには、相手を理解しないといけない。例えば、私のことは理解して欲しいけど、あなたのことは理解しません。そういう2人が話をしたら噛み合うでしょうか?噛み合わないと私は思います。

3.想像力
相手を理解するとは想像力だと思います。つまり、あなたならこういうこと言いそうだねとか、こういうことしそうだねとかを想像できる方だと話があうとおもいます。つまり、相手に想像してもらいやすいように伝えれば伝わります。例えば遅刻をよくしてしまうことがあるとします。これを私はADHDだから遅刻をするんですと伝えれば、相手はそうなんだろうけど理解できないなってなるんです。これを遅刻してしまってすいません。8時に家を出るために6時に起きて準備しようとしてたら晴れてたので洗濯して、朝食食べてたら、シャツにアイロンかけ忘れてることに気づいてアイロンかけてたら時間がなくなって、走ったら間に合うかなと思ったんですが、電車に乗り遅れました。と説明できたらどうでしょうか?あなたの朝の動き方が想像できると思います。

4.ストーリー
物語の方が人間は想像しやすいです。私はストレスが強いと不眠傾向、特に入眠障害が強いです。というより、しんどいことが重なると、なかなか寝付けないんです。どちらにストーリーを感じますか?後者の方が頭の中で想像しやすいと思います。相手を想像する力が理解です。ただ障害を持ってない方でも論理的な話を好むタイプだと前者のような話し方になることが多いですし、理系に多いかな。

結論
自分を理解して欲しい時は、相手も理解して欲しい。そうすると相手は話を聞いてもらえます。これが第一ステップ。自分の話を相手に伝える際は相手の国語力でなく想像力に話しかける。想像力をはたらかせるには、ストーリーを話す。ストーリーで伝えれば相手が想像しやすくなる。それは相手が理解することに繋がる。

想像の欠点
人間の想像力には欠点があります。考えうる範囲のことじゃないとストーリーにならないのです。例えば遅刻した際に、朝起きたら、部屋に悪魔がいて追い払おうのに苦労したから遅刻しました。と言われたらどうでしょうか?いや、いたかもしれないけど、ごめん、ちょっと理解できないってなります。ここまでの話はないですが、最近つかれて肩こりが酷いのでどこかいい神社はないですかね?と相談されて、いい整体なら知ってるんだけどなあと返したら、これはそっち系じゃないんですよね〜と言われたことがあるんですが、ちょっと理解出来なかったです。

よろしければサポートお願いします。頂いたサポート費用は、本の購入、より良い情報発信のためにありがたく使わさせていただきます。