自民党の政策、派閥のカラーなど

まず、自民党自体の基本スタンス
親米(アメリカだけはずっとも)
憲法改正(9条を変えたくて70年やってます)
LGBTは認めたくない(日本の文化大事だよね)
夫婦別姓にはしたくない(日本の文化大事だよね)
天皇制の維持。男系の維持(日本の文化大事だよね)
移住反対(日本の文化大事だよね)
選挙で勝てるなら超左のリベラルな政策でもバンバンやっていくぜ!(選挙に落ちたらただの人だかんね)

細田派 清和政策研究会 
現在の自民党最大派閥。その要因は小泉純一郎と安倍晋三。その歴史は福田赳夫が岸信介の派閥が分裂して池田勇人(高度成長期の所得倍増計画で有名、宏池会、現在の岸田派)に反する派閥としてスタート。スタンスは新米、憲法改正、再軍備、反共産主義。わかりやすいのは安倍晋三。出身の有名な政治家は森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三。いずれも首相経験者。この派閥で香ばしい政治家といえば杉田水脈。稲田朋美。比較的日本の分類だとタカ派。

麻生派 志公会
前身は河野太郎のお父さんの河野洋平さんが作った河野グループ。当時は派閥としてカウントされないくらいの弱小。弱小すぎて、野党になったときに自民党総裁になりたい人がいなくなり、河野洋平が自民党総裁になるも首相になれない歴史に残る人物。元は親中、ハト派という自民党の中で一番ずれた存在。しかし麻生太郎は親台湾のタカ派。しかし、加藤の乱を経て宏池会をまた集結させようとして河野グループを出て、宏池会を作ろうとしたら宏池会より人が多い派閥になっちゃった派閥。麻生さんも、河野さんも強面だが政策は割とハト派。三木精神を引き継いだ人も多く割とクリーン路線が好きな方が多い印象。よく言えば自民党でもっともハト派かつリベラル。悪く言えば日和見。

竹下派 平成研究会
ここの歴史が自民党の派閥の歴史で一番面白い。田中角栄、竹下登、小沢一郎を輩出した自民党の保守のイケイケな派閥。イケイケな奴らの集まりなのでまとまりが悪い。現在の派閥のトップは竹下亘。竹下登の異母弟。現在療養中。イケイケでないけど小渕優子はお父さんがここだったのでいます。一番今の竹下派本流の政治家は茂木現外務大臣じゃないかな。

岸田派 宏池会
自民党最古参の派閥。保守本流の派閥と言われていたが、どちらかというと今は細田派の方が保守派本流の人に目が行きがち。最古参の派閥で、出身エリアも割と限定されてる。広島、京都、東北地方の方は宏池会大好きという印象。リベラルでタカ派の加藤紘一がリーダーになったら加藤の乱で一度ぶっ壊れた。麻生派も宏池会の系譜に近い。結束が強いのでみんなで集まりたがるけどうまくいかない。何故か酒豪が多い。自民党の中では珍しく弱者救済系のリベラルな政策を出しがち。

二階派 志師会
わかりやすい悪者。二階幹事長の派閥。元々は亀井静香、伊吹文明などよく言えば気骨溢れた、悪く言えば頑固そうな専門家集団だった。二階さんがなんやかんやあって自民党に戻ったのもあって、自民党を離党した議員や郵政造反組が集まった結果、何かと不祥事も多いが選挙に勝たなきゃ政治家になれんでしょというスタンスが強い。二階さんがいるから自民党とパイプが保てる政治家も多い。なので結束は強い。改憲、対北朝鮮強行、人権保護色が強いのがカラー。

石原派 近未来政治研究会
山崎拓に鍛えられた武闘派集団。石原慎太郎とは実は関係がない。もっとも憲法を改正したい人たちの集まり。山崎拓の失脚によって石原伸晃に引き継がれたが細々とやってます感しかない。

石破派 水月会
脱派閥やでと言ってた石破さんが無派閥連絡会を解散して作った派閥。政策はもはや自民党というより民主党に近い。自民党っぽい部分は外国、安全保障分野だけかも。テレビでよく見る若狭勝弁護士も元ここの派閥。安倍晋三のライバルだった石破茂も遠い昔。

無派閥
実は合理的。実力でよじ登る。今いるのでも結構有名な政治家は野田聖子、小泉進次郎、青山繁晴など。サッカーだと個性を活かして活躍しそう。

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