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アジャニの謎を探るため、我々取材班はアラーラ次元へとプレインズウォークした

全多元宇宙のプレインズウォーカーの皆様こんにちは。闇ぶいれこです。

新発売のセット、『イニストラード:真紅の契り』も加わり、ますます盛り上がりを見せる大人気トレーディングカードゲーム「Magic: the Gathering」ですが、私も早速新セットのリミテッドを「Magic: the Gathering Arena」で楽しんでおりました。ドラフトの卓8人分が埋まるのを待っている間、画面に表示されている大人気プレインズウォーカー「アジャニ」の姿をなんとなくまじまじと見て、とある違和感に気付きます。

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生粋のアジャにゃんファンであるぶいれこは、最近購入したスリーブのことを思い出します。

しかし待ち画面のアジャにゃん、なんだろうこの違和感、なにか違うような……

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……


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……?

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……なんかこれ人間/Humanの手っぽくない?

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こっちは肉球まで付いているのに……

よくよく考えてみれば、私はこんなにアジャにゃんの大ファンを自称しておきながら、アジャにゃんの「おてて」のことすら全く知らないことに愕然としました。こんな私ですらアジャにゃんの「おてて」がどうなっているのか知らないのですから、WotCのイラストレーターに正しく注文が伝わっていな……アジャにゃんのお姿が次元の混乱/Planar Chaosの影響を受けていても何も不思議もありません。

「ウッ、しかしアジャにゃんの『おてて』がどうなっているのか分からないままなの凄く気になる…… 気になりすぎて夜も眠れない…… このままだとストレスで頭がテフェリー/Teferiになりそう……」そう考えた我々取材班は、アジャにゃんの「おてて」の謎を探るため、アジャにゃんの出身次元であるアラーラ/Alara次元へとプレインズウォークしました。

アジャニ/Ajaniはアラーラのナヤ/Naya出身のナカティル/Nacatl族のプレインズウォーカーです。彼はアラーラ次元の名を冠する「アラーラの断片/Shards of Alara」ブロックで背景ストーリーの主人公として大活躍しましたが、カードとしての初出はプレインズウォーカーカードタイプが追加されたローウィンの《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》になります。

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りりしいお姿…… いやしかしこのイラストでは「おてて」がよくわかりませんね…… もっとはっきりとお手々が描かれているカードいるカードは……

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あった、《アジャニの歓迎/Ajani's Welcome》です。がっつりと手が描かれていますね。そして肉球のようなものは見当たらず、爪こそ細長く鋭いものの、それ以外は結構人間っぽい手をしていますね。他には……

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《アジャニの誓い/Oath of Ajani》は、アジャにゃんがゲートウォッチ/The Gatewatchのメンバーになる誓いを述べるストーリー上重要なシーンをカード化したもの。こちらも《アジャニの歓迎》と同様の見た目の手をしているように見えますね。

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アリーナ専門でMTGをプレイされている方がおそらく最も目にするアジャにゃんのカード、《群れの力、アジャニ/Ajani, Strength of the Pride》では、彼の持つ武器とともに手元が描かれています。武器の飾り(?)のモフモフと比較すると、「おてて」には毛がほとんど生えていないように見えますね。

あれ、実は結構人間のような手をしているのが正史だったのですかね…… いろいろ調べて見ましたが、手のひらがはっきりと描かれているカードはこの2枚だけでした。他にアジャにゃんの「おてて」に関するヒントになりそうなカードをいくつか挙げます。

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《鼓舞する咆哮/Inspiring Roar》では、心なしかモフモフしているような……

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《稲妻のらせん/Lightning Helix》では、結構ムキムキして「おてて」に見えますね。モフモフの毛が生えているかどうかまではよくわからないものの、少なくとも人間の手よりも圧倒的に大きくてごつそうですね。

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Secret Lair 版の《集合した中隊/Collected Company》では大変貴重な笑顔のアジャにゃんが! ナカティル族の子供の頭がすっぽり収まることから、相当大きな手であることが分かります。(ところで《集合した中隊》を《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》が戦場に出ている状態で打たないようにきっちりと指差し確認をしましょう。私は未だにこのミスをときどきやらかします)

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《魂の火/Soul's Fire》では一応手のひらが描かれていますが、これだけ遠いと正直よくわからない…… 火をまとっているということは、燃えるような毛をまとっていないと考えることもできますが、《魂の火》はアジャにゃんが持つ「魂の光/Soul's Light」という能力の一端を表現したカードです。自分の能力なのだから、自分の体の一部が燃えるわけないし、まだモフモフな可能性もワンチャンある!!!

というわけで、アジャにゃんのカードを挙げながら、アジャにゃんの「おてて」について調べてみましたが、いかがだったでしょうか。はっきりと手元や手のひらが描かれているカードでは、割と毛の生えていないどちらかと言えば人間の手に近いような形で描かれていることが多いようです。

あれ、では Extra Life 2021 のスリーブの肉球は一体何だったのか…… 瓶詰めの宇宙人は、フレイバーテキストと同様にスリーブのイラストには無関心だった可能性が微レ存?

この謎をより深く調査するためにも、是非ともマーク・ローズウォーター/Mark Rosewater様は何卒、何卒アジャにゃんが主人公のセットをつくってくださいませ! ギデオンも死に、エルズペスもしばらくは出てこられなさそうな今こそ何卒!!!

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