小学生も野球肘

コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が発令されて、10日が過ぎました。それぞれの生活で大変革が起こっていることと思います

我が家の中学新2年の野球少年も3月から、まったく野球ができていない状況。千葉県は、昨日、高校総体の中止を決定しました。

陸上等の部活に青春をかけてきた、新高校3年生は、最後の大会を失ったことになる。

野球だけは、高野連さんがお強いので?独自の動きをされてますが、春のセンバツに続き、「何で野球だけ?」という令和の世間からの風当たりに勝つのは、大変難しい状況であることは、間違えなさそうだ。


練習や活動ができない今、ひとつ思うことがある。


投手だった彼は、2018年小学生の時に野球肘を患った。しかも投手は5年生からの1年半だけ。試合後のアイシングなどには、人一倍気を使っていたつもろだったのに、野球肘になった。

正式な病名は、「離断性骨軟骨炎」

いわゆる”外側”の野球肘でした。

野球肘にも外側と内側の疾患があり、外側のほうが重症化するケースが多いそうで、私も野球をやっていた身として、野球肘の存在は、知っていたが自己体験だけが知識となっており、肘は内側だけが痛くなるもの。そして、投げないことで治るもの と思いこんでいた。

当時コーチもしており、子供の肩ひじの酷使には、気を使っていたつもりだったが、一番身近な存在をダメにしてしまった・・・

同じような状況におられる方に向けて、誤解を恐れず申し上げると、このタイミングでの手術の検討をお勧めします。今の知識を持ったまま、一年、時間が遡れるなら我々もそういった選択をしたと思います。

術後3か月でバッティングと軽い投球がはじめられます。夏くらいには、その状況に。そして秋の大会には、間に合うといった日程感です。


ご参考までに、我が家の経緯をお知らせしておきますと。。。

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2018年(小学6年生の)10月。

肘に違和感を感じるというので、安心料と思って受診した整形外科で野球肘を指摘され、しばらく投げないほうが良いとの診断。

その後、いわゆるノースローを続けます。

その後の小学校生活最後の大会、選抜大会やローカル大会は、代打か投げられない一塁手として出場。

2019年4月(6か月後)

そのまま、中学校に上がって新チームでもノースロー。


5月中旬くらいから徐々に初めて、

2019年7月(約10か月後)

夏。痛みがないなら、全力でやってみようという医師・理学療法士の判断のもとで出場した試合で、肘が曲がったまま戻らない状態になりました。

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翌日、現在の整形外科に見切りをつけ、スポーツ医療では有名な船橋整形外科にかかり、即手術を勧められました。セカンドオピニオンとして、別の病院も周りましたが、同じ診断でした。

2019年10月

故障から1年後・・・

「肘関節モザイクプラスティー」手術を受けて、今、ようやく野球が全力でできる状態まで復活しました。膝の軟骨を肘に移植する手術です。

初診時まず、言われたのは

①一年前の初診の際のレベルでも、手術を検討するレベルだったかも。

②手術するには、学校を進級する際のオフシーズンがベスト。

③いまや、そう難しい手術ではない。

ということでした。


私が調べた中では、この「あんしん病院」さんのHPが大変わかりやすかったので、リンクを張っておきます。

以前は、

体にメスを入れるなんて飛んでもない!

ましてや小学生が!

まさかうちの子がそんなことになるはずない!


などと思いこんでいて、典型的バカ親だったと今でも涙がでそうな心境です。

ただ、なってしまったものは仕方ない!同じような症状の方に情報共有ということで、外出が制限されている今、ふと思うこととして残させていただきました。なにかの役に立てれば・・


当時は、体験者の情報はこれくらいしか得られず、よくこの記事を読み返してました。


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