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幼馴染も出会いは最悪なアイツもいなかったですよ

人間誰でも勘違いや間違いはあると思う。

例えば「月極駐車場」を「げっきょくちゅうしゃじょう」と読む、とか。「汚職事件」を「お食事券」だと思うとか。
どちらも昔、私が勘違いしていた事なのだが。
ニュースで「おしょくじけん」と言っているのを耳で聴きながら、政治家に賄賂として高級料亭のお食事券でも渡してたのかな〜などと思っていた。(まあこれはあながちニュアンスとしては間違っていないのかもしれないけど)

そんな私がしていた勘違いのひとつに、「恋に恋する」という表現の意味がある。
「恋に恋する」というのは相手に恋していると言うよりも恋愛状態にある自分に酔っている、つまり恋する対象が恋(恋愛状態)であるというような意味合いだと思うのだけど、私は「めちゃくちゃに恋している状態」の事だと思っていた。つまり、「乗りに乗ってる」のニュアンスで「恋に恋する」を捉えていたのだ。

しかしここで微妙なのが、これもまたあながち間違いでもないという事だ。
恋愛状態が楽しくて仕方無い、とにかく恋してる現状が楽しい、恋してる自分が好き。極端な心象で言えば「恋って楽しい〜!フゥー!!」って感じの恋愛パリピ状態である。
言葉の成り立ちとしては勘違いしていた訳だが、意味合いとしてはそんなに間違ってもない気がする。

ただ厳密に言えば、そこに恋愛対象の相手の存在がきちんとあって関係性を重視しているか否かが、「恋に恋する」状態かどうかの分かれ目なのだろう。恋愛パリピ状態でもきちんと相手を大事にしていて好きな気持ちが確かにあるなら、それはめちゃくちゃテンション高くいい恋愛をしていると言えるんだろう。

思い返せば、あの時あの人を本当に好きだったのではなく恋愛している事自体が楽しかったんじゃないか、とか、もっと言えば彼氏が欲しかっただけなのでは、と思う時がある。(最低)
けれどそれも過去を振り返って何と無く無かった事にしたい恋愛だから自分に都合良くそう解釈しているだけで、その当時は心から相手に恋していたのかもしれない。
実際には本物の恋かそうじゃないかなどと白黒付けられる恋愛などそうそう無いのかもしれない。
自己陶酔も打算も純粋な恋心も、その都度微妙なバランスで混ざって溶け合っているのかも。

…なんて、大した恋愛経験も無い癖にいっちょ前に語ってすみません。
そもそも「本物の恋」とか言ってる時点で少女漫画の読み過ぎですね、はい。
(て言うか、何の話、これ?)

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