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鈴木順子×山澤昭彦 Cosmic Egg 展示作品 解説

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2024年3月23日(土) ~ 2024年3月28日(木)御茶ノ水の「Gallery 蔵」を会場に開催される二人展「Cosmic Egg(想像力の地平線)」の山澤の展示作品につい… もっと読む
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連想の記憶

連想の記憶

展示作品「連想の記憶」は、Cambrian Game 2024 に投稿した画像を使ったスライドショーです。

カンブリアンゲームの期間は、まるで5億年前のカンブリア紀のような進化の可能性を追求する日々が続きます。ゲームは「迷走する詩、戯れる画像、読み違える物語、爆発する地図」がコンセプト。今回も昨年に引き続き「妄想する機械」が加わりました。

今年も自分なりのルールを作って参加してみます。

・カ

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時の断片

時の断片

展示作品「時の断片」は、2020年に制作した一連の映像作品です。

// SoundScape 2020 生成プログラムInt rsd=Random(2020) // 乱数の種Int tpo=Random(20,40) // テンポInt trk=Random(1,9) // トラック数Int nlw=Random(36,60) // 音程の下限Int nup=Random(48,86) // 音

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フラクタルの樹

フラクタルの樹

フラクタル(fractal)は、フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念である。ラテン語の fractus から。図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどをいう。近似的なフラクタルな図形は、自然界のあらゆる場面で出現されるとされ、自然科学の新たなアプローチ手法となった。逆に、コンピュータグラフィックスにおける地形や植生などの自然物形状の自動生成のアルゴリズムとして用

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四字熟語

四字熟語

四字熟語(よじじゅくご)とは、日本において漢字4文字で作られた熟語を指す用語。学術的な用語ではなく、4字の熟語や成語を指す概念として自然発生的に現れた比較的新しい用語である。最広義には漢字4字で構成される言葉の全てを指すものとして解釈できるが、最近では、より狭い範囲をもって四字熟語とすることも一般的であり、しかもその定義は人によって一定でない。

展示作品「四字熟語」は、2022年に制作した映像作

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あらわれ

あらわれ

フランスの詩人 Stephane MALLARME (1842-1898) の16行詩「Apparition」を素材に使った作品。

16行ある詩編を、韻を踏んでいる2行を一組にして全部で8曲の構成にしてみました。ボーカル(ソプラノ)と古風な2台のハープによる演奏になっています。

詩を朗読しているのは「Google Translate」です。

オリジナル音源は2014年に制作したアルバム「Ap

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風の歌

風の歌

山形県に「出羽三山」という信仰の山があります。出羽三山(でわさんざん)は、山形県村山地方・庄内地方に広がる月山・羽黒山・湯殿山の総称。修験道を中心とした山岳信仰の場として現在も多くの修験者、参拝者を集めています。

音響に使っているのは、2014年に制作したアルバム「Song of Wind」。日本語プログラム言語「なでしこ」を使って作成した「夢限実験音楽工房(5トラック版)」を使って作曲しました

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