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うんちく2:バストアップの違和感
カントクことF.ラボ代表の山﨑達璽です。
今日も気まぐれに映像に関するうんちくを傾けてみたいと思います。
第2回は「バストアップの違和感」について。
人物を対象にした構図の切り取り方を「フレームサイズ」と言います。
![](https://assets.st-note.com/img/1680426990427-5ypZL0tEgg.jpg?width=1200)
では、↑このフレームサイズ、なんと言いますか?
多くの方は「バストアップ」と言うでしょう。
プロフィール資料で「全身とバストアップの写真を提出」なんて書いてありますよね。
でも考えてみてください。
バストアップは、本来は衣服のサイズを表す言葉です。
さらにいうと、バストアップって、↓これですよね?
![](https://assets.st-note.com/img/1680427070268-nA1yi42mVm.jpg)
1990年代に女性の胸を寄せてあげる、いわゆる「バストアップブラ」が開発されて、一気に浸透した言葉が「バストアップ」のはずです。
おお恥ずかしい……
本来、頭の上から胸までを切り取ったフレームサイズは「バストショット」です。
そして、「アップ」というのはこういうフレームサイズをいいます↓
![](https://assets.st-note.com/img/1680427182070-EkiOylATia.jpg?width=1200)
バストショットは中間ぐらいなので、アップの領域ではないのです。
みんな、イヤらしいことばっかり考えてるからこういう誤用が生まれるんですよ(苦笑)
もうバストアップなんて言えませんよね、恥ずかしくて。
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