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noteについて(その1)

以前の記事で、「noteで何がしたいのかは後日書く」と宣言しました。そのことについて書いてみたいと思います。

◆テーマ

まず、書いてみたいテーマについてです。これは今後どんどん増えていくでしょうね。ただ、今は以下のようなことについて書いてみたいと思っています。

関係性の美学について:アートの分野でも、絵画や彫刻などの物を作るだけでなく、関係性自体に着目する作品が注目されるようになってきました。この動き、コミュニティデザインの参考になるし、きっと刺激になると思います。そのあたりの動きについて書いてみたいと思っています。

民藝について:日本各地に残っていた民衆的工芸を見つけ、励まし、ときに指導し、流通や展示や販売を支援した民藝の運動。コミュニティデザインが学ぶべき視点がたくさんあるような気がするし、何よりかわいい器や布が多いので調べていて楽しい。民藝の歴史、思想、人物、物などについて書いてみたいものです。

アーツ・アンド・クラフツについて:ジョン・ラスキンを起点として産業革命期のイギリスに起こった運動で、日本の民藝運動にも大きな影響を与えたもの。この動きについて、自著に書ききれなかったことなどを記しておきたいと思っています。さらに、アメリカでの流れについても調べてまとめておきたいと思っています。イギリスの流れは『コミュニティデザインの源流:イギリス篇』にまとめましたが、いまその『アメリカ篇』を書いているところです。出版されるのはもう少し先のことになりそうですが、メモのようなものは記事として残しておきたいと思います。

贈与論について:お金を介した売買ではなく、関係性によっては贈与という方法が意味を持つことがあるなぁと思っています。ただ、ほとんどの贈与はどうしても返礼を求めたり期待したりしてしまう。それも悪くないのですが、あまり返礼を期待しないような贈与のあり方について実践的に考えてみたいと思っています。具体的には、自分が趣味で作っている動物陶芸を、お世話になった人たちに贈るという行為。販売するのではなく贈与する。これを実践するなかで、気づいたことがいろいろありました。売買よりも贈与のほうがコミュニティデザインの現場とも親和性が高い気がします。

◆形式

次に形式です。語りたいテーマはいろいろあって、きっとまだまだ増えていくだろうと思います。一方、それをどんな形式で記していくかということも整理しておきたいと思います。

論考:ちょっと真面目な読み物です。上記のようなテーマについて、自分の専門であるコミュニティデザインと関連づけて語るような記事です。これはあまり人気がない記事になりそうですねw。ただ、僕にとっては、こうした論考がnoteに蓄積されていくことで、いつかそれらをまとめて書籍化したりすることができるので助かります。自分の思考をメモしたものが公開されているような感じでしょうか。

備忘録:学生時代に学んでいたことや取り組んでいたこと。設計事務所に勤務していた頃にやっていたこと、独立してstudio-Lを設立した当時の話など、年齢を重ねるごとに忘れていきそうな過去の出来事をnoteに書き記しておこうかなと思っています。ただ、過去の写真はとにかく恥ずかしい。それなら掲載しなきゃいいんだけど、写真もセットで記しておいたほうが当時に事を思い出しやすいというのもある。そのあたり、どうすればいいのか迷っていますw。まぁ、ネットで検索すれば昔の写真なんて出てきちゃうんだから、恥ずかしがる必要はないんですけどねw。

写真:おかげさまで、いろんな人に誘ってもらっていろんな場所を訪れることができました。そういう場所で撮影した写真などを、コメント付きで記しておきたいなと思っています。風景や町並み、素材、人物、食べ物。これもほぼ備忘録ですね。ただ、過去のものだけでなく、今日撮ってきた写真なども記事にすると思います。いつか、それらをまとめて写真集のようなものが作ってみたいなぁ。

書籍紹介:自分が読んで面白いと思った本を紹介したいですね。これはYouTubeでも可能なことですが、文字にして残したいと思うものはnote側に書き記しておきたいと思います。これも、動画ではなく文字として残しておけば、いつか書評集のようなものとしてまとめることができます。noteの面白いところは、ブログでもあり、しかしそれらをテーマごとにまとめてしまうと書籍に近づいていくという点。しかも、商用出版の原稿として使ってもいいし、noteのまま編集して有料記事化することもできる。これが強みだなぁと思っています。紙に印刷し、それを製本し、取次を介して流通させ、書店で販売してもらうという方法もありますが、それよりも簡単な書籍化としてnoteの有料記事としてまとめるという方法があるような気がしています。これは、Kindleとも違う手軽さですね。このあたり、いつかnoteの記事としてまとめておきたいと思います。

自著紹介:自分がこれまで書いてきた単著本、あるいは友人とともに書いた共著本、一部に原稿を掲載させてもらった寄稿本などについて、その本が生まれた経緯とか、込めた想いなどについて書いておきたいと思います。あと、帯の文字や巻末の解説などを担当した本もいくつかあります。そのあたりの書籍についても、なぜ僕が書くことになったのか、そのとき考えていたことはどんなことなのかについて記しておきたいと思います。こう考えていくと、つまり僕にとってnoteというのは備忘録なのか?という気がしてきますw。忘れたくないことを公開しながら残しておく場所。で、ある程度貯まってきたら、それらをまとめて1冊の本にしてしまう。そういう場所としてのnoteに可能性を感じているのかもしれません。

日記:あとは、その時々で考えていること。難しいことを考える日もあるだろうし、薄っぺらいことを考える日もあると思います。そういうようなことを、文字にして頭の中を整理したいと思います。これもYouTubeとの棲み分けが難しそうだなと思っています。動画で発信するのは気軽ですが、文字にしようと思うと頭の中が整理されるという特徴もあります。整理されていないと文章にならないことが多いのでw。そのあたりが、YouTubeとnoteとの違いなんだろうなと思っています。

きっと、書いているうちに書きたい「テーマ」や「形式」が増えていくことでしょうね。noteって、増えたら増えたときに原稿を書き足すことができるので、今回の記事自体がどんどん変わっていくということもあり得るわけです。面白いメディアです。その意味で、このnoteが今後どんなことになっていくのかが楽しみです。

お付き合いよろしくお願いします。



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