「12時間名曲チャレンジ」から一夜明けて。
12時間ぶっ続けの生配信中に、曲を完パケする。
きのう、午前11時から午後11時にかけて、そんな無謀な挑戦をしていました。
やらせなしの、曲のタネも詞のタネもない状態からの、一発勝負。
ちなみに企画を思いついたのはつい先々週のことで、はじめは「24時間でやろう!」という話だったのですが、土壇場での「24時間も起きていられる自信がない」との私の弱音により、急遽12時間に変更になったのでした(12時間でも思考回路はショート寸前なムーンライト伝説状態だったので、変更は正解でした)。
普段の制作では、当たり前ですが、もっと時間をかけて精査しながら曲を完成させます。曲によっては「これくらい荒くていいんじゃん、これが今の温度ということで」みたいなものもありますが。何度もプリプロして、歌詞を歌どり直前まで推敲して、粘り粘り何週間かかけて作っていきます。
でも、光景としては、大体これがリアルです。自然光を浴びながら「インスピレーションだぜ!」と楽譜を手に取り鼻歌まじりに音符を書き出す、みたいな作曲の仕方をするソングライターはおそらく一握りで、ほとんどはパソコンの前で「わかんない」「うお」「いやいやいやちゃうねん」「なんでそうなる」とボソボソ独り言を呟きながら曲を書いています(多分)。
地味で根暗っぽい作業ですが、頭の中は興奮状態で、かなり楽しいです。
完成した曲がこちら。
やっぱり、誰かに見られている!という意識があると、なかなか内面的なものを歌った歌詞は書きにくいものだけど(恋愛ソングなんて歌ってる場合じゃない、みたいな気持ちも心のどこかにあるとは思う)、それでも、詞を組み立てていく楽しさは感じました。
何より思ったこと。
曲の内容や出来云々より、応援してくれている人たちや音楽仲間と、久しぶりに一体感を感じられたのが、ものすごく嬉しかったです。
ライブはオンラインでできる。MVは自宅で作れる。曲は一人でも作れる。
そしてどれもちゃんと楽しいんだけど、やっぱり何が恋しいって、ライブハウスで感じていたあの一体感です。同じ時間、同じ感情の波を共有している感覚。
曲のタネが生まれる瞬間から完成まで、見てくれている人たちや音楽仲間が一緒に駆け抜けてくれたことで、昨日は久しぶりにそれを感じることができました。
音楽大好きだなあ、って思いました。
またこういう気持ちになれる企画、考えたいな。自分のために。
見届けてくれた皆さん、ありがとうございました!
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