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CDの発売日に、いろんなCDショップが営業自粛になっちゃったわけですけれども。

4月8日。新しいアルバムをリリースしました。
「marble」といいます。

フラゲ日のまさにその日、「緊急事態宣言」が発出されました。
北海道にいる父からは「CDショップが閉まっていて買えなかった」と報告が。

拝啓、父。
サブスクでも聴けます。
娘より。

収録曲の中には「渋谷に集うな!」というふざけた曲が入っていて、
もうそれはそれはふざけた、「またこいつやりやがったな」という曲になる予定だったのですが、このタイミングでリリースされたことによって、何やら若者へ強烈なメッセージを伝えるために歌っている人、みたいになってしまいました。

もういっそ、そういうことにしてしまおうかな。「ステイホームソング」を、世界中の誰より早くCDとしてリリースした歌手ってことで。


YouTubeの生放送で、収録曲のほぼ全曲を歌いながら解説しましたので、よかったらそちらもご覧ください(アーカイブです)。


不安な日々が続きますね。
私の抱える不安も、きっと皆さんと似たようなものです。
固定給の存在しないミュージシャンという職業だから。自粛要請でライブができないから。みたいな不安は、意外とありません(ライブのキャンセル料きつい!やばい!無理!みたいな絶望はあります)。

そういうリスクと隣り合わせな職業だってことも分かりきっていたし、ライブができない時期が長く続くなら、それはそれで腕の見せ所です。いろんな人から出てくる新しいアイデアもワクワクするし。

不安なのは、たぶん私もみんなも、果たして朝は来るのか、みたいなことですよね(ウイルス的にも、このみんなが怒ってる空気的にも、ガタガタな経済的にも)。

私は医療関係者でもなく、経済も疎い、ど文系人間な上、
「音楽で世界を勇気付けよう!さあ集まれ!」とミュージシャンを招集できるマイケル・ジャクソンでもないので、本当に歯痒いですが。

せめて私の曲を好きだと言ってくれる人たちが、お家で退屈しないよう、お家から絶え間なく「暇つぶし」をお届けいたします。

いやー、なんの第六感か、去年、配信機材の買い込みと、部屋の模様替え、しておいて本当に良かった。


それにしてもラジオもほぼ全て出演キャンセル。取材もメールインタビューに切り替え。インストアライブも中止。なんだか恐ろしいほどに「リリースした感」がありません。


…え、本当にリリースされてますよね?
私の妄想じゃありませんよね?

こわっ。


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