スポーツ少年団



こちらのnoteを読んで、スポーツ界での昔の考えのままの監督やコーチだけでなく、三浦優希さんや、息子のスポーツ少年団(略してスポ少)でのコーチみたいな人がもっと増えて欲しいな、と思いました。

息子の通うスポーツ少年団はミニバスケットボールです。

私はそもそもスポーツ少年団へのネガティブイメージがありました。
友達の子供が所属している他競技のスポ少での話を聞く限り、監督から泣くまで怒鳴られる、怒られて監督が帰ってしまうと子供が謝りに行くのは日常茶飯事、早朝の朝練有り、飲み会強制参加、誰が上手い、下手と親が言う、あの親が協力的じゃない、お茶くみ当番、車が小さい…

うわああああああああああああああああああああああああああああ絶対嫌だ!!!

そこで、息子が「バスケしたい!」と言ってきた…。
え?え?なんて?
申し訳ないけど
バスケ?
え?
しかも、ミニバスのミニって何?
ボールかコートが小さいわけ?
と言う状態で、バスケットボールと言えば自分が小学生ぐらいの時に流行った、スラムダンクのアニメで何が何だか分からないけど遠くからシュートが入って3点も得点出来るメガネくんかっこいい♡しかイメージが無かったです。
「入りたい!」と言うウキウキな息子を、バスケにも興味が無く、スポ少へのネガティブイメージしかない状態で、しぶしぶ体験会へ連れて行きました。

拍子抜けしました。
まず、お茶は子供達個人の準備物でコーチも自分で持って来ていました。

そしてコーチ。
怒鳴ってない。
やややや…優しい…。
怒るけど優しい。
怒る時も説明しながら教えてくれる。
うーん、怒ってないか。
子供に諭すと言う感じ。

そしてコーチに言われた言葉。
(結構前の事なので一言一句あっているわけではない)

「このチームでは、子供が主体なので
親が子供に教えるのではなく、
子供が動き始めるまで待ってください。
ポジションは固定しません。
固定したらチームとしては
強くはなると思います。
だけど、子供にはその前に
練習や試合を楽しんで欲しいし、
ポジションを固定してしまうのは
小学生には早すぎると思っています。」

私には衝撃的だった。
まず、スポ少嫌だな〜と思いながらも、自分自身多少なりともその嫌な事をあるあるだなって許容していました。
多少は怒鳴られても泣いてもしょうがないし、下手くそで弱ければ足手まといになるな…
と、自分が学生の時に部活で感じていた気持ちをそのまま持っていました。

違いました。
違うんだね!
楽しんでいいんだね!?
スポーツをただの趣味として今は楽しんでいいんだね?
衝撃的じゃないですか?

私はプロ野球が好きで、ほとんどの選手が小学生の時からスポ少に入って、ずっと怒鳴られて歯を食いしばって、負けるか!なにくそ!って練習して、中学になればシニアチームに入り、高校からは強豪校へ入り…それには母親の犠牲がつきもので…ってそういう、ずっと苦しいと思いながらスポーツをしてるイメージがありました。
筒香選手みたいな、「変わろう、野球」と言う言葉の通り野球界に一石を投じる、そんな選手はレアキャラだと思っていました。
だから、まさかこんな近くに…
我が家から歩いて10分程度の田舎の小学校に…
しかも偶然子供が入りたいと言ったバスケの指導者に…
こんな人が…
いたんだ!!!!!
と驚きました。

それから体験入部扱いで何度か過ごし、息子と話し合い本入会する事になりました。
あれから約3年。
週3度の練習は今でも楽しみに行っています。
試合はこのコロナ禍で何度も中止になりましたが、人数と回数を絞った縮小した試合を何度か開催して頂き、行けば負けてても勝ってても低学年でも高学年でも入会時期が早くても遅くてもみんな出ています。
それでも見守り当番はあるし、冬になると月に1〜2度の試合があり、車出しや見守りが増えたりあります。
それが苦か楽かと問われると仕事をする上では苦ですが、子供の様子を見に行く視点に立つと楽ではあります。
仕事や他の予定で保護者の方が来れなくて子供だけ参加になっても、他の来てる保護者でカバーしたら良いよねと言う和やかな保護者が多いのも楽の条件かな?
そればっかりは運かな 笑

試合に行くと、同じ地区内の他チームでは、ずっと怒鳴られっぱなしのチームもあるし、ポジションを固定してるチームもあります。
すごい強いチームはその傾向が高いです。
それが良いのか悪いのかは、結局そこに入る子供の各家庭の判断によると思います。
スポ少は実際、
家から近い場所で
歩いていけて
同じ学校の子とスポーツが出来る
と言うのが1番だと思ってるから。
そもそもスポ少に入る時に他学区のスポ少は候補に入ってない事が多いかなと思ってます。
だから選択肢自体少ない。

だから三浦優希さんのnoteを読んで、そして息子のスポ少のコーチに出会って、

スポーツ少年団
理念
一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する
スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる
スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する

と言う理念が本当ならば、こういう方向性のコーチや監督が増えてくれたらいいなって思ってます。

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