文章のダイエットは、ぼくが思います

文章上達法でよく取り上げられるネタのひとつが、「主語」と「思います」
あ、これじゃ「ひとつ」じゃないか。(^^;
まあ、冒頭から辻褄の合わないハナシをするのは、いつものことですから。

さてはや(軽業だね)、という余計なことを書いても文章が短縮できません。
水増しするだけです。

そこで文章のダイエット術のポイント。

・主語は略すとスッキリする
・「思います」は無駄だし、主張が気弱に見える

確かに、日本語の文章で、いちいち「私は~」で文章が始まると、ウルサイ。
文末の「思います」も、書き手が思っていることは明白である。
「○○だ」と言い切らない分、主張に力が感じられない。

私は、確かに日本語の文章の冒頭にいちいち主語が来るとウルサイと思います。
私は、文末の「思います」も不要だと思います。私は、書き手が思っていることを書いてるのは明白だと思います。
私は、「○○だ」と言い切ってない文章について思いますことは、主張に力が感じられないことだと思います。

いや、こんなに「私は思います」を連発する人はいないでしょうが。

かといって、絶対に主語や「思います」は書いてはイケナイ!ということでもない。
上手く使うと、実に効果的ですから。

「思います」じゃないけど、「自分は寝床の上で泣いているよ」という主張をする歌が昔々、あった。
あのフレーズは、主語があることで、ずしんと重みというか手応えが感じられるモノになっていた、と私は思います。

そういえば、某歌手兼俳優さんが、「ぼくは、イバ(今)、オボッテ(思って)います」も「主語+思っています」が、存在感を強くする好フレーズですね。

文章上達法に、敢えて逆らうことで道が開けるのかしらん?
いやいや、基本を押さえてこその「型破り」でしょう。