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モテ期発生の謎を解く

モテ期、つまり複数の異性(恋愛のタイプによっては同性)に、次々と好かれる時期が生じるのか。

漫画家でエッセイストの東海林さだおさんが、ずばり核心を突いたことを書いていました。簡単にいうと、モテる人を見た人は、「あの人がモテるのは何かいいことがあるに違いない」と考える。次に考えるのは「自分の、そのいいことを享受したい」ということ。流行っている飲食店は、流行っていることでさらに客が増えるのと同じですね。

逆にモテない人は、「あいつに近づくとろくなことがないんだろう」と思われるので、ますますモテなくなる。客が入らない飲食店は、きっとまずいから客が入らないんだなと思われるから、ますます客足が遠のくと同じことですね。

じゃあ、とりあえずでもいいから、まずモテてしまえばヨイ、ということなのです。ですが、それが一番難しいことです。機関車は、走り出す時に一番エネルギーが必要だというのと同じですな。

実際、函館から旭川に転校した中学2年生の1年間は、まったくモテませんでした。好きになった女子は何人かいたのに、そのうちの誰にも相手にされなかった。他の女子にも相手にされていませんでした。これは高校入学後も同じで、まるで女子に相手にされない3年を過ごしましたよ。