続・悪筆王!~なぞのメモを解読せよ!

悪筆の話を続けます。
(そんなに自慢したいのか)

まずは一枚目の画像をご覧下さい。


手帳を見ていると謎の文字(らしきもの)を見つけました。
ToDoリストにつかっている手帳にあったので、何か用件を書いたのだと思います(画像は、現物を忠実に再現したものです)。

用件であるから、何かの行動をメモしているでしょう。
どうやら「行く」と書いてあるようです。

それがどうして、こんな形になったのかということを推理してみたのが二枚目の画像です。


行人偏の肩にのった斜めの線が消失して、右のつくりが変形したようです。
もともと線をまっすぐに引けないので、急いで書くと斜めになったりくっついたり、飛び出さない部分が突き抜けたりエライことになってしまっていますね。

さらに、その日の行動を振り返ってみると、どこに行くのかがわかってきました。
単に「行く」では、ToDoリストになりませんから。

どうやら、郵便局に行く、という意味で「郵 行く」と書いたらしいです。
三枚目の画像には、あるべき文字列を書いてみました。


さて、これがどうやって変形したのかということを推理したのが4枚目の画像です。


これです!
「郵」の左側が数字の「4」を思わせるほど変形しています。もはや原型をとどめていません。
さらに右の「こざとへん」みたいのが消えてしまっています。

急いで殴り書きしている過程で、文字のパーツがボロボロこぼれてしまうクセがあるんですね、この人は( まるで他人事のようだな )。

で、「行く」の変形過程については上述の通りですが、さらに恐ろしいことに気づきました。
「郵」の左側が変形したものと、「行く」の行人偏の変形したものが、形が似ているために一体化してしまっているのです!

まさに省エネ文字!労力もインクも節約できますね!(゚ ゚ )☆\ばきおい

その変わり、後で何を書いているのか読めなくて解読にかかる労力は並大抵のものではありませんが。

しかし考えてみれば、実際にメモを書くときは、変形とか省略とか一体化とかを考えて書いているワケではなくて、その瞬間に変則文字が生まれているのです。
さすがにミミズ文字、書きながら勝手にのたくりまわって新しい文字になっているんですね。
我ながら感心します。(゚ ゚ )☆\ばきおい

今回のミミズ字解読、自分の字とはいいながら、けっこう大変でした。
他にも読めないメモがあるんですが、その解読はまた今度。