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やまわけるキッチンの作り方

■はじめに

「地域で小さな拠点を小さく回す人が増えたらいいな。」
地域のちょっとしたお困りごとに目を向けて、自分ができることを通して、解決していくための、一躍を担う。
儲けよう!ではなく、お金・人・モノなどの資源を回し、役割を回す。
全ての人に貢献するのは難しいかもしれないけど、でも目の前にいる誰かには貢献し、「ありがとう」と感謝してもらえる。
自分が嬉しいだけではなく、周りの人にもその喜びを分かち合えるような関係性も作りながら・・・そんな、温かい地域を作っていく。
そしてそれが100%でなくとも、いくらかの収入となり仕事となる。
そんな人や地域が増えたら、社会はどんな風に変化していくんだろう・・・
その景色をみてみたいなーと思い、まずはこれまで実践してきたこと、今実践していることなどをまとめるために、noteを始めることにしました。
今、地域の課題と向き合っている人。
地域に居場所を作りたい人。
こんな思いに共感してくださる人。
に読んでいただけるといいなと思います。

■「やまわけ」るキッチンはここにあります。

堺市の南部に、まちびらきから50年を迎えた泉北ニュータウンがあります。ニュータウンには、大阪府住宅供給公社が管理している「茶山台団地」があり、1971年4月に入居を開始して50年近くが経ちました。その団地の一室を、住民さんと共にDIYでリノベーション。24日間かけて、のべ181人の方にご協力いただき完成させ、2018年11月5日にオープンしました。

■本当は、国際協力がしたかった私がここにいる・・・

大学時代は国際ボランティア活動に没頭し、海外(当時、発展途上国と呼ばれていた国)に思いを馳せていました。
*発展途上国と呼ばれる国がなぜできるのか?
*なぜ貧困が生まれるのか?
*なぜ経済的には貧しいのに心が豊かなのか?
*家族ってなんだろう?
*教育ってなんだろう?
などを問い続けていました。
(その当時先進国と呼ばれていた)日本の暮らしは、途上国とのバランスで成り立っている構造にあり、一人ひとりの価値観が変わらない限り、途上国に支援し続けることは意味がないと気づきました。
そこで24歳の時に「もっと身近にNPO!」という思いで、特定非営利活動法人SEIN(サイン)を立ち上げ、27歳でコミュニティカフェパンゲアを引継ぎ、38歳でやまわけキッチンの運営を始め、40歳になった今、「役割と稼ぎが巡り巡る地域社会の実現」に向けて取り組んでいます。
そんなこんなで、世界に目を向けていたはずの私が、今は、どっぷりと自分の生まれ育った街で、このような事業を展開しています。だからといって、国際協力と無関係か!?と言われるとそんな意識もなく、国際協力をやりたくて、アジアのいろんなところにバックパックで行ったり、出会った人たちに教えてもらったこと、その時の空気感をヒントに、自分の作りたい景色や空気感をどうやったら作れるか!?を考え、形にしていきたいなーと思う毎日を過ごしています。

■2007年から2019年まで

やまわけキッチンを始める前身に、コミュニティカフェパンゲアを運営し、2019年11月に幕を閉じました。
手探りで始めたパンゲア。気づけば12年半。
カオスだったあの景色や空気感は今も宝物です。
たくさんの感謝と共に、ここで学ばせていただいたこともまとめていけたらいいなと思っています。

■そんなこんなで・・・

ボチボチと更新していければいいなーと思っています!(目次は作りました!が、日々進行形で、目次タイトルが変化していくので、発表するのはやめておきます)
よろしくお願いします!

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