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相性占い最下位の愛しい世界と私

カラスに憧れて、私のままで進み続けたら、体も世界もちょっと壊れちゃった。
自分の力を制御できない魔物の子供みたい。

世界で生きるには人間への擬態も必要。
私は私のまま生きるには世界との相性が悪いみたい。
ちょうど似合う服と好きな服が違うみたいに。
それでもやっぱりこの世界が好きで、人間が好きでたまらないの。
だから私は懲りずに、抑えきれない愛を吐き続けるんだろうね。

「私ってちょっと変わってるじゃん?」ってあえて言うのは、「私デブじゃん?だから〜」って自分の少数派な部分を先出しして会話を繋ぐ人となんだか似ていて、ふとした瞬間突然出ちゃったふさふさの尻尾を慌てて隠して人間のふりをする狐みたいな、そんな感じ。
人間に憧れて、なれっこないのに人間のフリして生きていく。

今年は力のコントロールができますように。
中身は人外かもしれない私、がんばろうな。


自分の人生の役割なんかを考えてみたとき。
私の役目は見送ることなのかもしれないなあと思ったり。
冒険の途中、ぽつんと立つ宿屋のモブおばあちゃんみたいに、訪れる勇者の背中を常に見送り続けるみたいな。
人生の終わりでも相手が辛くないように、私は見送る側であり続けて、そうして最後私1人になったら、私が愛したこの世界に見送ってもらうんだ。
できることなら世界も見送りたかったけど、どうしたって無理みたい。
できて心中。世界からのお誘いを待つしかないやつ。
人は乗り越えられる試練しか与えられないそうで。
見送り続ける強さみたいなものが私にはあると思われてるのかもしれないね。
どうですか、今のところ。
見当違いじゃないですか?「やっべ間違った」ってなってないですか。


お別れには2種類あると思っていて。
一つは自分のやれることをやり尽くして、相手に私からしてあげられることはもうないな、私がいなくても大丈夫だなって時。
もう一つは「お前はレベル不足だ出直してこい」って言われてる(っぽい)時。

後者の方がやっぱり記憶に残っていて、引っ張り上げようとしたけど一緒に落ちて助けられなかったあの人、背負わせまいと隠していたものに気づいてあげられなかったあの人、横で話を聞くと約束したのにその場所を守ってあげられなかったあの人、などなど。

毎度毎度苦しいけど、やれることははっきりしてる。
とにかくレベル上げ。足りないなら補い成長するしかないのだ。
ポケモンで培ったこつこつ脳死レベル上げは任せて欲しい。
次に挑む時にはクリアできるように。


2023年は私の姿をなんとなく捉えられて、私のままで生きることを覚えたので、2024年は有り余る力のコントロールとレベル上げとを抱負とします。

今年もたくさん素敵な景色が見られたな、で1年を締めくくりましょ。

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