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【概説】「史実を世界に発信する会」 茂木弘道

『日本がアジアを目覚めさせた』
語り継ぎたい「20世紀の奇跡」インド独立への道(ハート出版)
プロビール・ビカシュ・シャーカー著
その4 第3章 ラス・ビハリ・ボースと日本



 インド総督暗殺未遂事件にも関係した筋金入りの独立運動家ビハリ・ボースは、タゴールの親戚名義の旅券を偽造して日本への亡命を果たします。
 タゴールは1924年来日時の歓迎パーティーで頭山満に会っていますが、その時の通訳を務めたのが、ビハリ・ボースでした。
 イギリス当局は、ドイツのスパイ容疑で日本政府にボースの引き渡しを求めてきました。警察署に呼び出され、5日以内の国外退去を命じられました。再び日本を出ればイギリスに引き渡され、処刑される可能性があります。ボースらは、新聞社にこのことを訴えるとともに、頭山満らにも面会して、救援を求めました。

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