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【経営改革の壁〜経営者の親族という存在】

私が家業のスーパーマーケットの経営不振から、先代社長(おじ)の跡を継ぎ、社長になったのは39才の時だった。放漫経営どんぶり勘定でも儲かっていたが、近くに競合店が乱立し、対抗策で「安売り」に走った結果の赤字1.5億円(@_@)

👉🏻銀行から「専務の君が社長になれば融資してやる」と言われたのを鵜呑みにして社長になったものの、ハシゴを外されて「万事休す」💧

なんとかして月末までに2,000万円のキャッシュをかき集めなければ、会社は倒産という状況だった。

我が社は先代の親分肌の性格から、親戚縁者の従業員が多く幅を利かせていた。そこそこの規模で地元でも有名だったので、「スーパーやまと(屋号)の親戚だ!」と言えば、就職も有利だったし、業者から美味しいものも運ばれたらしい。近所でも威張っていた様だ。

オーナー会社なら家族や親族が誇らしく思える会社経営も理想だろうが、赤字経営を立て直すために壮絶な改革をしている私から見れば、この窮状でもヘラヘラしている親戚たちが許せなかった。


👤それでも今は会社が生きるか死ぬかの正念場!私はグッと堪えて、今まで旨味だけを享受してきた親族に「お金を貸して下さい🙏」と頭を下げる🙇🏻♂️

✅5、6件回って懇願したが、答えはすべて『NO!』

・なんでウチが出さなきゃならない!
・前の社長を追い出したお前のせいだ!
・早く前の社長に戻せ!
・潰れそうな会社の親戚なんて肩身が狭い!

👤私の『ぶっ◯すリスト』がまた埋まっていく…🔥

良い時ばかり親戚ヅラして、悪くなったら文句ばかり。他の社員がどれだけ先代の親戚に気を遣ってきたのか知らんのか💢

最終的に資金繰りは、親子三代に渡る地元の複数の取引先の協力で乗り切ることができた。(この取引先たちは、私の倒産時も債権放棄を申し出た会社…)

……親戚縁者なんて、イザという時はなんの手助けもしてくれないわ……

✔︎それから2年で1.5億円の赤字を解消することができたのも、取引先と一般社員の努力のたまものだった。


🤞その赤字を解消するために私が手始めにやったことは何か…?

✅答えは、私(会社)が困っている時に、何一つ支援(せめて言葉だけでも)しなかった親戚縁者をすべて「クビ」にしたことである。

異論もあると思うが、パラサイト化した親戚や社員、ここ一番で逃げる仲間はいずれ負担になる。

この件で今でも私は親戚から「冷たい人間」と思われている。もちろん倒産してからも連絡はない。あの時潰れてしまえば、別の人生があったのかも知れないが、後悔はまったく無い。

【結論】 遠くの親戚より近くの他人!

『同族経営』のメリットは、私には無かった。


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【私はこんな人間です】


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