見出し画像

今日も大吉2月15日〜21日のタイトルと、愛こそこだわりという話

セブンイレブンのコピー機で、絶対に大吉が出るおみくじ的エッセイがプリントできます。
2月15日〜21日のタイトルは、
●オリオンとさそり
●さくら
●つらら
●のぼりを立てる
●泣く権利
●脱皮
●物語のスピリット

BASE山と草木https://yamatokusaki.thebase.in/で、パスワードを販売中。==============================

世の中には美味しいパン、パン屋さんが沢山。それなのに、なぜ私はこんなにパンダパンダが好きなのか。
理由を2つ挙げてみる。

①お腹を空かせた人に優しい。
14時に行っても、沢山種類がある。選べる。サンドイッチ一つでちゃんとお腹いっぱいになる。具が沢山。
たこ焼きパンなどという訳のわからないパンがある。もはやパンなのか、たこ焼きなのか。
そしてそれが、何故か美味しい。

②胃もたれしない。
お惣菜パンも、油っこくなく、クッキーやロールケーキも甘ったるくない。クッキーに、ゴマ味がある!
チョコや、アーモンドだけでなく、ゴマ味も入っているというのがポイント。

糖質オフとか、グルテンフリーだとか、○○を使わない、○○を使っているなどという特別なこだわりはなさそうなのに、食べれば食べるほど健やかになっていく気さえする。(サンドイッチばかり食べているからかもしれないけど。野菜がシャキシャキで美味しいの)

パンダパンダは、大学の学食に似ているなと思う。 
学食って、安くて沢山食べられるよね。添加物の入った出来合いのメニューも使っていると思うけど、なんだか妙に美味しくて嬉しい、あの感じ。
ご飯時間に行かなくても、何かしら食べられる。
愛すべきおおらかさと言えばいいのかな。
いつ訪れても受け入れてくれるというのは、ほっとする。

パンダパンダにも、愛すべきおおらかさがある。
お腹が空いてる人は寄っておいで!という来るもの拒まなさ。
とりあえず食べたいものが何かしらある、種類の豊富さ。
そういう、雑多な感じが良い。混沌としていて、良い。

パンダパンダのパン、特にサンドイッチには、雑多なひとつひとつにちゃんと愛がある。
例えば、ハムカツサンド。
ハムカツサンドに黄色いものが挟まってあったら、絶対にマスタードだと思うじゃん。
だけどね、ハムカツと一緒に挟まってるのは、実はキーマカレーなんですよ。

キーマカレーに辿り着くまでの試行錯誤を想像して、私はキュンとしてしまう。
愛だなあ。

“○○を使わない、○○を使っている”というこだわりは、理路整然とした見通しの良さを生む。
そういうお店ももちろん大好きだけど、ただでさえお昼が14時になってしまう私が辿り着くには、ちょっと遠い。
実際の距離ではなく、こちらもそのお店のこだわりを守っていないと悪い子になった気分になってしまう。(そしてそういうお店は、14時には絶対売り切れている)

何時に行っても、きちんと全てが美味しいのは愛だと思う。愛こそ一番のこだわりでしょ。
マスタードでも誰も文句は言わないはずなのに、キーマカレーを選ぶ素晴らしさよ。

朝ご飯に、お昼に、遅めのお昼に、おやつに、次の日の朝に。
色んな人の、色んな胃袋に寄り添うパンダパンダ。これからも、カオスでいてほしい。
ルールなんて、なくて良い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?