光はここに②

光はここに　ー　その２

　私たちは、生きています。それはあなたにとってどういう意味がありますか。あまりそんなことを考えたことはなかったでしょう。しかし、今日、私はあなたに喜びを届けたいのです。その喜びとは物ではなく、プレゼントなどでもありません。

　それは、こころに暖かく幸せな気分になることです。生きているということが嬉しくなることです。それには、自分を知ることから始まります。皆さんが自分と思っている自分とは、顔があり、手があり、足がある肉体としての自分ですが、そんな自分ではない自分があるのです。

　それは、私たちがどんな存在であるかということです。私たちは、たとえば子供にお小遣いをあげようと思う自分があるのです。行動を起こす前に、何かをしようと思う意識が自分なのです。その意識が強く働きかけて行動が始まるのです。

　最初に思いありというように、最初の思いを発するのが本当の自分です。この世でのことに反応する自分は二次的な自分の姿に他なりません。一次的な自分こそが本当の自分なのです。純粋な思いです。世間体とか常識などを除外した、素のままの自分こそが本当の自分自身です。

　そして、この本当の自分が喜ぶことこそが、本当の幸せなのです。二次的な自分ではありません。二次的な自分は、すぐにお金や楽をすることなどを求めますが、そんな損得勘定のない素の自分、本当の自分が望むことは何でしょうか。

　それは、他ならぬあなた自身の本当の幸せです。見せかけの幸せではなく、本当の幸せです。本当の幸せとは、こころの底から喜べることなのです。何の基準も概念もなしに、喜べることです。それは、愛ということしかないのです。

　生まれたばかりの赤ちゃんが求めるものはなんですか。それは親の愛情でしょう。愛こそ、無条件に人を喜ばせるものなのです。そして、いつでも自分を喜ばせるには愛を胸に抱くことです。与えよとまでは言いません。

　愛の波動で胸を満たすことです。すると、私たちは幸せを感じるようにできているのです。自分のこころに愛の波動を起こして、満杯になれば満たされて穏やかにこころが落ち着くのです。これが幸せという感覚なのです。

　愛で満たしてください。そうすれば、あなたはいつも幸せでいられるのです。そのときの自分こそが本当の自分の神々しい姿です。やってごらんなさい。その自分の清らかな姿に、きっと驚かれるでしょう。難しいことではありません。周りのものすべてに良かれと愛の気持ちを持つだけです。それを胸一杯に広げるだけです。

　すると、こんなにも自分は、こだわりなく、清楚な、熱い思いを持っていたのかと新しい自分を発見する瞬間です。そして、生きているということがつくづくありがたく感じられるでしょう。それが幸せであり、真実の自分との出会いです。

　皆さん、ぜひ真実の自分に出会ってくださいね。誰でも必ずできますからね。

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