在家の法　第175号

★「幸福の法則（在家の法）」第175号　 ＜幸福の研究２＞

　あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
　幸福でない人には幸福が分かりません。頭でいくら考えたところで幸福自体を自ら体験して実感した人でなければ、本当の幸福は分からないのです。しかし、幸福はいくら自分が実感したいと願っても誰でもすぐに体験できるというわけにはいきません。幸福になるには一定の条件があるということです。

　その条件とは何でしょうか。それは私にもよく分からないのですが、考えられるのは自分が満足しているということです。幸福な人は皆、現在に満足しています。不満一杯の人で幸福な人は見たことがありません。不平不満を言っている人はいかに幸福とは遠い人々でしょうか。満足感ということは幸福には付きものです。しかし、満足感と幸福が同じものではないと思います。

　幸福には更に必要なものがあるのでしょう。それは何かということですが、私が考えつくことでは、感謝できる人ではないかと思うのです。他人や自然や神様などへ何でも感謝できる人は幸いです。その感謝の気持ちが更に良い結果をたぐり寄せるでしょう。感謝の心の波動はかなり幸福に近いものであると感じます。

　そして更に思うことは、自分を無理なく出せる人ではないでしょうか。自分という存在、それ自体は決して世界でもそれほど優れた人でもないのでしょうし、特に秀でた技能もなくても、それでも何の恥じらいも躊躇もなく、自己を発揮できる人は幸福であろうと思うのです。

　そして何よりも、周りに大切に思われている人は幸福であると思います。いくら自己実現ができてもそれを嫌われていては喜びが半減してしまいます。周りの人々に喜ばれて、その結果は更に嬉しさを増すのではないでしょうか。

　こう考えてみると、幸福とは素晴らしい結果を手に入れたときの反応ではないのでしょうか。具体的に何をどうすれば得られるというような画一的なものではなく、また個人差があり、誰でも同じ結果になるわけでもなく、それでもある条件下において誰もが幸福を感じ得るのですから、自分が生きたその生き方の結果が素晴らしいものであるときにその反応としての幸福感ではないのかと私は思うのです。

　ならば、幸福になるということがそのまま素晴らしく生きることでもあるわけです。素晴らしい自分の証明が幸福感でもあるのです。この意味で幸福とは神様からの贈り物かも知れませんね。

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