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【CDレビュー】宇宙戦艦ヤマト2199 ヤマト音楽団大式典2012

2012年に開催された“宇宙戦艦ヤマト2199”ヤマト音楽団大式典2012の演奏を収録したコンサート・アルバム。126名によるブラスバンドの演奏で、『宇宙戦艦ヤマト』の世界をスケール感たっぷりに表現。音楽監督・宮川彬良のトークも収録。(CDジャーナル データベースより)

宇宙戦艦ヤマト2199の音楽の世界に僕を連れて行ってくれた思い出のCDです。
これから宇宙戦艦ヤマトの音楽を聴いてみたいと思っているヤマト音楽初心者にとって最適な1枚だと思います。

このCDは2012年に行われた『ヤマト音楽団大式典』という演奏会が収録されています。この演奏会の1番の特徴といえば宮川彬良さんによるMCでしょう。
「ヤマト音楽 大勉強会」と称して「ヤマト2199」の音楽を担当されている宮川彬良さんによる解説とともに宇宙戦艦ヤマトの音楽を楽しむことができます。

また演奏も素晴らしいです。東京混声合唱団・大阪市音楽団・土気シビックウインドオーケストラといった錚々たるメンバーによる演奏はとても聞き応えがあります。普通に考えて120名の演奏者が同じステージに登るとアインザッツやリリースのタイミングを揃えるのがかなり大変だと思うのですが見事に揃っています。聴いていて演奏の中に不可解な点がなく、その上でそれぞれの音楽が表現されているレベルの高い演奏だと言えるでしょう。


聴いてほしい1曲

私がこのコンサートアルバムの中でぜひ聴いてほしい曲は『組曲「宇宙戦艦ヤマト」』です。この曲は宮川彬良さんによる編曲の吹奏楽のための宇宙戦艦ヤマトの音楽です。曲は「Ⅰ.序曲」「Ⅱ.宇宙戦艦ヤマト」「Ⅲ.出撃」「Ⅳ.大いなる愛」の4曲からなっており全曲通して聴くことで宇宙戦艦ヤマトの音楽の良さを改めて感じることができる曲です。
吹奏楽曲としてみてもサックスやユーフォニアムといったオーケストラでは見かけない楽器によるソロパートがあり吹奏楽という編成の良さも感じられる曲です。「ヤマトといえばオーケストラ!」と思っている人にこそ聴いてほしいですね。

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