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世界奇談集 第8話 メアリー・セレスト号

1872年、ポルトガルの沖合にて無人で発見された帆船メアリー・セレスト号。この事件は海難事件史上に大きな謎をのこし、今なお、推理、研究、仮説や珍説と格好の話題になっている。
静かな海を漂流する帆船メアリー・セレスト号を発見したのは、ジブラルタルに向かって航海中のイギリスの帆船ディ・グラツィア号。遭難信号は出ていなかったが、何らかのトラブルを察知したディ・グラツィア号のデヴィッド・リード・モアハウス船長は船員に命じて小型ボートで船腹に近づき、船内の様子を確認させた。

メアリー・セレスト号。写真はWikipediaより。

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