見出し画像

オーディオブック:ノルウェイの森

本の場合は読了ですが、オーディブルの場合は何になるのでしょう?
ここではひとまず聴了という事で。

私は村上春樹作品の熱心なファンではありませんが、ノルウェイの森は読んだ事があります。当時衝撃を受けた事は覚えてますし、下巻は読みながら入り込み、涙した記憶もあります。

ただ、やはり時間とともに記憶は薄れ、登場人物の名前すら曖昧になっているし、そういう意味でもオーディオブックに丁度良いと思って聞き始めました。

ナレーションは妻夫木聡さん
多分意図的に淡々とした語り口です

オーディオブック全般に言える事ですが、ナレーションに依る部分はかなり大きいです
それぞれの解釈があり、読み方で頭に入りやすいとか、聴きやすいとかあると思います

多分別の人が読んだらまた違った感じになると思います。合う合わないあると思いますので、解釈違いは仕方ないかな

でも再度本を買い、読み直す事を考えると、オーディブルってすごくハードルが低く、読むとしたら多分他のまだ読んで無い本を優先してしまったと思うので、またこの読了感が味わえて良かったかな。
私も歳月を経ていくつか別れを経験し、生死は対極ではなく死は生の中に内包されたものというのをようやく処理できるようになってきた、なってしまったのかも......や、まだまだすね

聴いた感想として、長いけど長いと感じさせない、やはり村上春樹の中でも特に好きな作品だと改めて。
とはいえ性的な描写もかなり出てくるので、聴いてて思わず苦笑してしまう部分もありますが、これは語りが淡々としてて助かったかな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?