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病院広報の道は一日にしてならず

明理会東京大和病院では2022年1月から広報室を設けています。
病院広報というと、総務課や地域医療連携室が兼任して行っているところが多いようで、先日もリクルート関連の外部業者から、広報専任がいるのは珍しい、と言われました。
確かに当グループの他施設でも、総務課や地域医療連携室のスタッフが広報業務を行っているところ、多々あります。
本部は広報センターがあるため、各施設のトピックを取り上げてくださり、内外に向けて発信をしていますが、日々の自施設の広報はやはり自分たちで行わなければなりません。
筆者はまさに2022年1月から、広報担当として就業していますが、広報の前例がないため、2年経ってもまだまだ手探り状態です。
そして悩みも尽きません。

悩みケース:顔出しNG問題


病院と言えば、医師、看護師、様々なコメディカルが集まっている場所であり、広報するときには職員全員の協力が欠かせません。
基本的にみなさん協力してくれます。
一番の悩みどころは…顔出しNG問題です。
これは誰が悪いでもなく、個人情報の問題や身の防衛のためでもあり、良くも悪くも便利になったSNS社会に対して致し方無い反応だと思います。
コロナ禍からマスク着用が当たり前になり、病院では現在もマスク着用が義務付けられています。
素顔より、マスク着用だからOKなのでは…と主観が働くのですが、これは短絡的でした。
個人でインスタグラムなどに写真を投稿するには自分の意志なので問題ありませんが、職場となると強制ももちろんできませんし、個人の意思を尊重するべきでは、と考えています。
紙面による許諾書をもらった方がいいのではないかというご意見もいただきました。

ではどうするか。
実はまだ、見えていません。
一広報が決められるものではなく、病院全体としての指針が必要と感じていて、近日要相談案件です。

病院は医療を提供する場なので、当院がどんな治療を行っていて、どのくらいの実績があるかといったことを伝えるには、文章やイラスト、数字でも十分出来ます。

“今出来ること”で広報発信は続けていこうと思っています。



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