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ギターアンプ(スピーカー)を鳴らさない環境構築~応用編②~

先日の環境構築応用編①でハードウェアのアンプシミュレーターについて書いておりましたが、文字数が長くなってしまったので一度分割して、こちらで続きを書いていきたいと思います。
※前回の記事はこちらからが確認ください。

・ソフトウェア編

・Pogitive Grid BIAS AMP 2/BIAS FX 2 (有料ソフト・フリーデモ版も有り)

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Pogitive Grid(国内はMedia Integration)からリリースされているアンプシミュレーターで、BIAS AMPはアンプ内部のパーツを疑似的に変更し積極的な音作りができ、BIAS FXはBIAS AMPで作り込んだアンプと様々なエフェクターを組み合わせることのできる、これまた昭和生まれからしたら未来的な要素ですね。

私は基本的にこのBIAS AMP 2をメインに日々の作業等行っておりますが、FXはDAW(PCでレコーディング等をするためのソフト)では使ったことがないのですが、iPadのアプリでもあるのでAMPとFXをインストールして海外で演奏がある時に使ってました。
最近BIAS FX 2がアップグレードをしver.2.1.9になったらBIAS FX 2単体ではToneCloud(各ユーザーが設定した音をネット上で共有するためのサイト)のデータが使えなくなり、さらにはBIAS FX 2の単体使用(アンプの回路を変更する機能がないですが、メーカーが最初から用意しているアンプモデルを用いて)出来ていたのですが「BIAS AMP 2も買ってください」という警告画面が出るようになったりと、なかなか強気の姿勢のためユーザーから批判を浴びているようです…(2020年4月現在)
BIAS AMP 2は「BIAS FX 2を買いなさい!」という広告は出ないので、FXユーザーの方には申し訳ないですがソフトとしてのコンセプト・音質・値段で考えるとお勧めの出来るソフトです。

またAMP Matchという機能があり、実際にレコーディングしたギターの音声データ(wavファイル等)や実際にその場で鳴らした音をソフトに通して「疑似的にそれっぽい音を自動で作ってくれる」機能もありますが、これに関しては有っても無くても?という感じの機能です…w

一応無料デモ版のリリースもされているようですが、機能が制限されているようで選べるアンプの種類が少なかったり、一定間隔でビープ音(デモ版によくある機械音・発信音)が流れるとの情報も小耳にはさんではいるのですが、有料版しか使ったことがないのでその辺り定かではなく申し訳ないです…

有料版はBIAS AMP 2/BIAS FX 2共にスタンダード・プロフェッショナル・エリートの3段階が用意されており、定価でそれぞれ約1.4万円・約2万円・約3.6万円となっていますが、ソフトウェア業界では少なくとも毎年1回はセール(主にブラックフライデー等の年末)が行われているので、そのタイミングだと少なくとも20~30%オフで購入することは可能です。

・IK Multimedia AmpliTube4(有料ソフト・フリーデモ版も有り)

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IK Multimedia(国内はIK Multimedia Asia)からリリースされているアンプシミュレーターで、2000年代初頭頃からソフトをリリースしているので認知度とユーザー数も多いソフトではないでしょうか?
その辺りではLINE6 PODシリーズと同様に音作り等操作・使用に関する情報も多く初めてのソフトウェアアンプシミュレーターにはうってつけです。

私はこの記事の執筆&オンラインレッスン開始に伴い「新たにギターを始めたいけど、何を使えばいいかわからない(できれば費用を抑えて)」という方の使用を想定して、先日フリーデモ版を導入し始めました。

有料版だと星の数ほどあるプリセット(セーカー側が最初から用意している音色)ですが、フリー版はギター3種類・ベース1種類のアンプと、それをもとにエフェクターを組み合わせたプリセットがいくつか用意されているので、まずはフリー版を使ってみて欲しい音色が増えてきたら、あとからアンプやエフェクターを買い足していくことも可能です。
このオンラインでのアンプやエフェクターの単品追加購入(いろいろな音色が入っているバンドルパックも有ります)ができてしまうのは、気軽にあれこれ買ってしまってすぐさま金欠になってしまいそうな恐ろしいシステムなので、資金に余裕を持たせて計画的にご利用してください…w

私は今のところフリー版でもそれなりに音作りの幅が広いので、しばらくは非課金勢として使用していきたいと思いますが、課金した際はそちらでの音作りの紹介もしていければと思います!

なお有料版はこちらもグレードが何種類かあったり、IK Multimediaがリリースしているバンドルパックに入っていたりするのですが、スタンダードなものだと約1.8万円くらいですので、もし有料版を買うときはお得なバンドルパックがないか調べてから購入することをお勧めします!

IK Multimedia - AmpliTube 4IK Multimedia - AmpliTube 4www.ikmultimedia.com

・最後に

2回に渡りアンプシミュレーターをご紹介しましたが、ハードもソフトも紹介した物以外にも多数存在します。
多くの商品や使ったことのないものを紹介してしまうと、それはそれで「結局何を使ったらいいの?」という疑問や不安に繋がってしまうので今回は「私の使ったことのある機材、なるべく安価な機材」という縛りでご紹介いたしました。
※決して高級機材を買う資金が無かったり、手持ち情報が少ないというわけでは…w

応用編①でも書いたように【値段が音の良さではない】ので、自宅にいる時間が長くなっている今こそ、お金あまりを掛けずに何か新しいことを始めたり、今までやってきたものでも新しい可能性を試行錯誤する時間にはちょうどいいタイミングだと思いますので、皆さん大変な時期ではありますが楽しく乗り切っていきましょう!

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