ギタリスト1年目の教科書〜バレーコードの練習~
こんにちは、ギタリストのYamatoです。
最近よく更新が遅れたりしてしまいますが、公開当初から考えていた「1年は連載する」という目標まであと4記事まで迫って来たので、書く方も読む方もいよいよラストスパート感が出て来ました(?)。
私のプレイスタイルからアコギに特化した記事が少ないと思ったので、今回はアコギを想定した練習内容を考えてみました!
・EX-1
まずはよく鬼門とされる『6弦ルートのバレーコード(Fコード)』を、少し簡略化しつつ知人に「ちょっと何か弾いてよ」と言われた時の小技にも使えるフレーズです。
こちらの練習ポイントは『コードチェンジの時に押さえている3〜6弦の指のフォームを固定出来るか』です。
具体的には
・3弦中指
・4弦小指
・5弦薬指
・6弦人差し指(Eの時はナットの上空で待機!)
この押さえ方で、コードチェンジをする時指と指の隙間を崩さないよう、手首から先をまとめて横にスライドすると、素早く正確なコードチェンジが可能です。
・EX-2
こちらもFコードの悪名により、あまり初心者殺し界隈で目立つことはないですが『5弦ルートのバレーコード(Bコード)』も、なかなかの鬼畜っぷりを発揮してくれます…
今回はBコード自体は出ていないですが、7小節目のAコードまで人差し指は2~4弦の2フレットに固定されているため、Bコードを鳴らすために必要な人差し指の使い方の感覚をつかむには持って来いだと思います。
こちらのポイントは
・人差し指1本で2~4弦をしっかり押さえる事
・人差し指を押さえっぱなしで弾き続ける持久力
この2点に尽きます。
・EX-3
今回最後の練習フレーズですが、4弦ルートのバレーコード(Dシェイプ)でいろいろ考えたのですが、なかなか縛りプレイでいいフレーズが出てこなかったので「4弦ルートを含む」にさせていただきました…。
実質5弦ルートのEメジャーコードも多用されているので、EX-2と併せて練習していただければ、裏ボスのBコードもより鳴らしやすくなると思います。
・最後に
今回は最初から難易度の高いバレーコードで挫折してしまって、もっとシンプルで楽しい弾き方もあるというコンセプトでお送りいたしました。
この記事の様に少し省略した形のバレーコードでも演奏としては成立していますし、これらのフレーズで段階的に練習をしてもらい、少しでも苦手意識を薄めて長い期間少しづつ練習を続けていくことにより、最終的にいつのまにかバレーコードが難しいコードではなくなることが普通にあり得ます。
なので、諦めてしまう前に「もう少しシンプルに弾ける演奏方法はないかな?」と、ご自身で今のスキルじゃ足りないけど少し頑張れば出来そうかも?と言う練習方法を探してみるのもいいかもしれません!
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