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ギタリスト視点で覚える簡単な音楽理論(チュートリアル編②)~スケールについて~

ギタリストの視点で音楽理論を分かりやすく説明してみようという事で、先日コードについてほんの少し解説してみました。

まだ書き始めたばかりで解説が少なかったりしますが、順を追ってどんどんと記事を増やしていこうと思います。

今回はスケールについて解説していきたいと思います!

・スケール/Scaleについて

ギターを始めたての頃に理論を勉強しようと思い、教本やネットで情報を集めると【メジャースケールとメジャーコード】【マイナースケールとマイナーコード】という片仮名で見聞きすると「何が違うの?」と言う、疑問を持つ方も多かったり混同されてしまいパッと理解するのが難しかったりします。
日本語でスケールは音階と表記されコードの和音という漢字と見比べた方が漢字の意味からイメージ・理解がし易いかと思いますので何んとな~く漢字の見た目もイメージしてみて下さい。

スケールは「ドレミファソラシど(オクターブ上の高い音を平仮名で表しています)」と言う音の並びを、五線譜に書いたときに階段状に表記されているので音階
コードは「ドミソ」を同時に鳴らし、いくつかの音を和えて(あえて)いるので和音

・メジャースケールとマイナースケールの違いについて

前回同様ギタリストに優しい音楽理論にしたいのでE(6弦)をルートにし、更に6弦のみで表示しております。

Emajor Eminor 比較

画像内上段がEのメジャースケール/Major Scale(長音階)画像内下段がEのマイナースケール/E Minor Scale(短音階)です。

0:01~E メジャースケール
0:07~E マイナースケール

上下の五線譜/タブ譜をルートから見比べていくと

・1個目「ミ」同じ。
・2個目「ファ#」同じ。
・3個目 メジャーは「ソ♯」マイナーは「ソ」。
・4個目「ラ」同じ。
・5個目「シ」同じ。
・6個目 メジャーは「ド#」マイナーは「ド」。
・7個目 メジャーは「レ#」マイナーは「レ」。
・8個目「み」同じ。

この様に3個目/6個目/7個目の音が違います。
前回のコード編で紹介した
「メジャーコードとマイナーコード(三和音)の違い」
「maj7コード,mior7コード,7コード(四和音)の違い」
で紹介した(ド#とドは出てきてませんが…)時と同じ音名(三和音ならソ♯orソ、四和音ならさらにレ#orレ)が変化しています。

上記のメジャースケールやマイナースケール等様々なスケールが有りますが、スケールの覚え方としては
①弦とフレットの番号を覚える。
②指板上の押さえる場所を覚えてから、どんな順番で並んでいるかを覚える。
という覚え方で仮にEメジャースケールの形を覚えたら、押さえる場所を変えればE以外のメジャースケールを弾く事もできるようになり、ピアノに比べれば(ピアニストの方々申し訳ないです…)圧倒的に汎用性が高いのはギター(や構造が似ている楽器)の大きなメリットです。

そんな便利な覚え方はこちら↓

・スケールを音程(インターバル/Interval)で覚える

Emajor Eminor インターバル比較

前の項目で見ていただいたメジャーとマイナーの表に、赤い丸と黄色の丸が追加配置されています。
この追加された黄色の丸は1フレット分(半音)、赤い丸は2フレット分(半音2個分=1音分or全音)離れているのがお分かりいただけるでしょうか?
そして「ミの音からファ#の音はどの位離れているか?」と問に対してギターの指板を見て「1音分離れている(フレット2個分離れている)」と言うようにどれだけ音程(インターバル)が離れているかで覚える方法です。

音程で覚えることによりEメジャースケールのポジションを覚えれば突然道行く人に「B♭メジャーの構成音は?」と尋ねられても
・ルートであるB♭の場所を思い出す(5弦1フレット)。
・メジャースケールのインターバルは赤・赤・黄・赤・赤・赤・黄(全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音)の並びであることを踏まえて
「シ♭(1フレット)・ド(3フレット)・レ(5フレット)・ミ♭(6フレット)・ファ(8フレット)・ソ(10フレット)・ラ(12フレット)・し♭(13フレット)です!」
※フレット番号は全て5弦。
と咄嗟の窮地にも対応することができます!

そんな事は日常的に起こる事はないと思いますが、音程で1個のスケールを覚えてしまえば実質12個のスケールを覚えたことになります。
※覚えたスケールを使いこなすにはまた他の知識を勉強し、自由に指を動かす練習は必要ですが…w

・コードとスケールの違い・関係性について

前回はコード、今回はスケールについて解説しましたが「ほんでそのコードとスケールの違いって何なん?」とか「違うの分かったけど覚えて何の得があるん?」とお考えの方もいるかと思います。
※実際私はそんな考えであまり理論の勉強は避けていました…w

今後「ちょっと音楽理論を勉強していこうかな?」という考えになっていただけるように下記の様に別のモノに置き換えてイメージすると、より関係性が分かりやすいのでは?と思いますので、参考にしていただければと思います。

①コード/和音は国・地域に置き換えます(例・メジャーコード=日本)
②スケール/音階は言語・方言や訛りに置き換えます(例・メジャースケール=日本語)

上記の置き換えでコードとスケールの関係性を説明をすると

例1「△△△コードが鳴っている時(東京での会話)は○○○スケール(日本語)で違和感なく使える」
例2「×××コードが鳴っている時(ハワイでの会話)は○○○スケール(日本語)が通じる所は限られてくる」
例3「△△△コードが鳴っている時(東京での会話)は□□□スケール(各地方の方言)は伝わる場合によっては伝わらない事もある」

こんな感じが「コードとスケール」の関係性となっています。

・宿題的な

前回項目毎に問題を出していたのですが、今回はまとめてこちらに問題を記載しておきます!
※答え合わせは次の記事に掲載いたします。--------------------------------------------------------------------------------------
※今回は〇×問題です。
【問.1】
スケールとは日本名で音程である。
【問.2】
ルートから全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音の順番に音並んでいるのはマイナースケールである。
【問.3】
Aメジャースケールのルートから数えて、6番目の音はファ#である。
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・最後に

今回もチュートリアル編としてスケールについて解説してみましたが、まだ説明の出来ていない用語もあるので、次回もチュートリアル編です…w

私の理論的な知識が浅いという事もあり、あまり期待通りの理論解説になっているかは不明ですが、なるべく多くの方に小学2年生の算数くらいには
「あの時勉強しておいてよかった!」
と思っていただけるよう、必要最低限をイメージして理解できる書き進めていきますのでお付き合いいただければ幸いです!

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※追記4/28

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