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アコギのプチカスタム【E.D.GEAR AGC-1 】

こんちには、ギタリストのYamatoです。
毎度なかなか需要が少なそうなアイテム紹介のお時間です…w

今回はエレキ系ギタリストには全く関係ないアイテムで申し訳ないのですが、アコースティック系ギタリストにはそこそこ需要があるんじゃ無いかな?と思えるアイテムでございます。

※前回の記事はこちら。

※本数も増えてきたので各アイテム紹介の記事はこちらから。

・E.D.Gear 加湿機能付きフィードバックサプレッサー

もはや島村楽器のオリジナルブランド大好きギタリストの肩書きを狙っているのがモロバレしなくも無いですが、実際値段なり〜値段以上のクオリティなんで割とおすすめです。

こちらのフィードバックサプレッサーですが、一般的な名称だと「サウンドホールカバー」の方が耳馴染みもあるかと思います。

具体的な使い方は主に
「マイク録り環境かつ大音量スピーカー環境下で不要なフィードバック/ハウリングを予防するためのアイテム」
と、ざっくり言うとライブのステージ上でピーピー無駄にハウリングを起こしてしまわないようにする使い方が一般的な使い方です。
なのでレコーディングメインや自宅練習での使用は、あまり効果がないと思われがちです。
※実際自宅練習やDTMでマイクで拾った音を大音量で鳴らす事も無いと思いますし…w

しかし、レコーディングや自宅練習でも使い道がありまして、メインの効果を狙って取り付けたけど副作用によって得られる効果もあります。

その副作用は「音質変化」を狙った取り付けです。
イメージとしてサウンドホール(ボディ鳴りを出力するためのいわばアコギのスピーカー的なところ)に蓋をするので「音が小さくなって深夜の練習にも最適!」みたいな印象がありますが、消音効果はほぼ無いですw

私も当初その狙いもあったのですが、実際取り付けてみた感じ「音量の変化」ではなく「音質の変化」で聴感上音が小さくなったのはあります。

これはサウンドホールに蓋をするという行為により
①ボディ鳴りの低域がポジティブな言い方だとタイト、ネガティブな言い方だと鳴らないようになる。
②サウンドホールから前方に出た音が壁などに当たっていたはずの反響音が減る。
この2点で聴いた(弾いた)音量が下がったように感じると思います。

上記のような効果と、コレ系のアイテムの大半はゴム製品が多いこともあり、トップ材の振動をやや抑止し副次効果でボディ鳴りが減少するのもあり、良いか悪いかではなく【弦鳴り>ボディ鳴り】を狙っている方にはお勧めです(アコースティック系のギタリストでボディ鳴りを嫌う方はごく少ないと思いますが…w)

あとこの商品はカバー部分中央がケースでその中にスポンジが入っており、スポンジに水分を含ませてサウンドホールに蓋をすることで、ボディの乾燥を防ぐ効果もあります。
※これについては正直実感はしていない()ですが、やらないよりはましだろう理論で一応保湿剤としても活用してます。

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実際この商品を買うタイミングが、2020年の10月とか11月くらいで「そろそろ乾燥がすごくなるよ」と言う時期で、すでにネックがやや反って(軽くねじれて)いたので「もしかしたらケース内の湿度が上がるから自然に戻るかも?」と思いましたが、1週間ほど放置実験してみましたがネックに変化がなかったので、効果があるとしてもボディ内部(サウンドホール内の無塗装の木部)には多少保湿効果はあるけど、塗装面やケース内部の湿度を大幅に変化させるほどの効果は無い。という所でしょうか。

アコースティック楽器(ギター以外も)は湿度変化(本体の水分含有量)で鳴り方が変化するので、めちゃくちゃシビアに管理している方も多い(湿度計付きハードケースとか)ので、湿度管理に敏感な方にはお勧めです。
もちろん梅雨時期に濡れスポンジを装着したら、逆に水分量が多くなってしまうので、このアイテムならケース部分をプラ板に変更することも可能なので変更する、またはそもそもカバーを付けないで通気をよく保管するなどの対処も必要です。

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※画像左下がほんのり隙間の空いたプラ板カバー、画像右下が全体を塞ぐプラ板カバー。

しかし、私はそこまで高級なアコースティックギターではないので(スチール弦はアリアの2万円台、ガットはハードオフのジャンクコーナーから5000円で買ったセピアクルーw)今の所ネックの変動に対してある程度の湿度対策をしているくらいなので、一応気にしておきましょうかという感じです。

・その他類似品

先程ちらっとハードオフのお話が上がりましたが、こちらの保湿機能なし版のサウンドホールカバーも所持しているんですが、保湿機能なしカバー+何かしらの湿度対策アイテムの組み合わせでも十分に効果はあると思いますし、フィードバック/ハウリング対策や音質変化を狙った使い方だけでしたら、値段的にはこちらの方がはるかにお得だと思います。
※なお私は最寄りのハードオフのジャンクコーナーで110円で迎え入れましたw

これでも十分だと言う方はAmazonだと複数個でもっと安いものもあるので、前回のアイテム同様友人知人ギタリストと割り勘してみるのもいいと思います。

それと仮定のお話ですが、カバー自体の素材や重量によって鳴り方が変わると思うので、いろいろなメーカーの物を試したり、カバーに鉛テープを付けたり肉抜きして質量変化させて、音色変化をさせるパーツがエレキに比べると少ないアコギの物理EQとして使ってみるのも面白いかと思います!w

・最後に

いつも通り全然メジャーなアイテムの使い方紹介ではなかったですが、いかがでしたでしょうか?
基本的にステージ上でのフィードバック/ハウリング防止が主な目的なので、ライブが減っているこのご時世あまり需要が無いように思えます。

しかし、ポジティブに考えるとご自身の為に使える時間が増えて、DTMなど宅録やリハスタでのセルフレコーディングを始める方も多いと思います。
そこでレコーディング時でもプラグインやエフェクトを使わず、ギターそのものの鳴り方を変化させるアプローチでも有効に使えるアイテムだと思うので、エフェクターやプラグインを買うより安価でお手軽な音質変化アイテムとしてお勧めさせていただきたいと思います!w

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2021年2月現在、私はオンラインレッスン&リハスタでの対面レッスンを行っております。実施しているレッスン料金はこちらをご参照ください。

それと「こいつのレッスンだと不安だな…」とお考えの方は、小林信一さんが運営しているONLINE MUSIC DOJO内で、私も所属している全国ONLINE GUITAR LESSONには様々な先生がいらっしゃるので、気になる先生を探してみるのも良いかと思います。

2020年10月から、Twitterにてフレーズリレーという企画が開催されたので、「#MusicDOJO #ギター講師リレー #StayGuitarHome 」で検索していただけると各先生の特色が分かるかと思いますので、ぜひ一度検索してみて下さい!

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