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ハンドファーストは一瞬

※2023/08/05追記
ここでのジョイントは手首というより右手と左手が接触している点という解釈が正しいかも知れません。
また、図が2次元的なものですが実際のスイングは3次元で行われるのであくまで2重振り子の概念として受けってもらえれば幸いです。

ハンドファーストへの憧れ

恐らくすべてのゴルファーはハンドファーストを目指している。
「ハンドファーストのコツ」
「ハンドファーストの練習法」
「ハンドファースト習得ドリル」
様々な情報が溢れている。

大前提として、私はまだここに記載しているハンドファーストや二重振り子をマスターしていない。
ある技術を習得する過程には
1.「知らない」
2.「知っている」
3.「出来る」
4.「無意識に出来る」
という状態を経ていく。今の私は「出来る事もあるが再現性が低い」という2と3の間くらいに居ると思って頂きたい。

ハンドファーストとは

一般的には、ヘッドより手元が先行した状態でインパクトする事をハンドファーストと言う。
気を付けておきたいのは、ハンドファーストはインパクト時の一瞬で起きる現象であり長時間起きているものではない。

ゴルフスイングは二重振り子という現象が起きており概念的に説明したのが下の図
・振り子①(青)は腕
・振り子②(黄)はクラブ
・ジョイント部は手首

ハンドファーストと呼ばれるのはこの「状態3」の一瞬である。
あくまで、二重振り子をうまく使ったスイングをした結果ハンドファーストになっただけと考えた方がいい。
一部の人達はハンドファーストを意識し過ぎるがあまり、常にハンドファーストの状態でないといけない思い込み、タメが無い状態やインパクト後もハンドファーストを維持しようとしてしまう。
ハンドレイトに悩む方は、振り子①の減速するタイミングが早すぎたり手首を意図的(無意識かもしれないが)に動かして打ちにいっている事も考えられる。
適切な減速のタイミングについてはレッスンプロやうまい人が説明してくれていると思う。

二重振り子が成立する条件

二重振り子が成立する条件で最も大切な事は
「振り子①と振り子②のジョイントが固定されていないこと」
振り子①と振り子②のジョイントである手首の柔軟性が無いとタメが出来ず、振り子②が振り子①を追い越すことが無い。
そもそもジョイントが固定されているとただの振り子になってしまう。

手首に力を入れないと言うと簡単そうに聞こえるが非常に難しい。
どうしても球を飛ばしたいという欲求が無意識のうちに手首に力を入れてしまう。

2023/08/05追記
右手の背屈をハーフウェイダウンまで維持し、そこから緩やかにしかし左手がフリップしない程度に開放していく事が必要かも知れないです。

習得するためには

他のノートでも書いているが、
「手首に(必要以上)力を入れないスイング」を
「無意識に出来るようになるまで繰り返す。」
これしかない。
あっという間に習得できる魔法のワンポイントアドバイスがあれば良いがそんなものは無い。
「知っている」事と「無意識に出来る」には天と地ほどの差がある。
結局は手続き記憶と化すまで正しい動作を繰り返し体に覚えさせるしかない。

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