【遊戯王】2023年の振り返り
1.初めに
どうも、あまぐもです。
上半期の振り返りを書いてから早いこと半年以上が過ぎておりました。
今年最後の制限改定も発表されましたし、各制限改定毎に区切って自分の所感を交えながら、1年を振り返って2023年を納めようかなと思います。
(上期の内容は、前回の記事を今目線で書き直す為、前回と被る内容多めです)
2.1~3月の振り返り
まずは、2023年1月のリミットレギュレーションから行きましょうか。
無制限→制限の多さは、今見ても圧巻ですね。
当時の規制はふわん・クシャ・ティアラ・烙印に焦点を当てており、そのほかは前に規制されていたカード達の緩和ですね。
規制当初、クシャトリラは厳しいかと思われましたが、周りもパワーダウンしていたことにより、一定数環境に見られた感じでしたね。
肝心のティアラについては、規制当初こそはキトカロス無し構築の研究が進んでいなかったこともあり、数を減らしておりましたが、イシズ関連が残っていたこともあり結果としては余り影響なかったかの様に見られました。
(沼地の魔神王とか、上手く活用されているなあと思っていました)
結局新弾であるCYACで出た新規は、既存を強化するものが多く、テーマとして活躍したのは超重武者くらいといったのも、ティアラ・クシャが結果を残していた要因なのかなと考えます。
1月環境では日本選手権の予選に参加しておりました。
●日本選手権予選(3/11)
・使用デッキ:深淵P.U.N.K
・戦績:3-0
1戦目:不戦勝
2戦目:クシャトリラ🙆♀️🙅♀️🙆♀️
3戦目:ラビュリンス🙆♀️🙅♀️🙆♀️
4戦目:ふわんだりぃず🙅♀️🙆♀️🙆♀️
※先後のメモを忘れていた為、未記載としています。
当時MDで、P.U.N.Kにインスタントコンタクトが採用されているのを見て、試しにと入れてみた構築になります。
妨害を受けても、カオスルーラーに繋げられるほか、バロネスを先に立てたりと融通の利くいいカードでした。
(リンク値を稼いだり、サイコエンドの打点用に1000払ったりとテクい動きも出来たり)
うまくかみ合って全勝出来、エリア予選の参加券を獲得出来ました。
ただ、前環境ほど雑にマグナムートを使えない為、いかに福烙印で使い回せるかが肝だったと記憶しています。
3.4~6月の振り返り
続いて、2023年4月のリミットレギュレーションに行きます。
一番大きな所では、スプライトエルフの禁止指定でしょうか。
正直当たり前と言っちゃえばそれまでなのですが、発表されるまではハリファイバーみたいにインフラカードとして残っていくのかな~と思ってました。
前回に続き、2022年産のカードで禁止指定されており、去年のカードパワーがいかに高かったのかが伺えますね…
その他は1月と同様に、多数の無制限→制限と、以前規制されていたカードの緩和が主になりますね。
ティアラメンツについては、メインがついにティアクシャ以外制限となり、ケルベクとムドラも規制されたことで弱体化を余儀なくされました。
(実は今回、ティアクシャ含めてクシャトリラ関連は無規制だったんですよね)
肝心の深淵の獣はといいますと、ルべリオン・ドルイドブルム・バルドレイクと中核を担うカード達が一斉に制限指定されておりました。
ただ、深淵の獣が規制されてもカオスルーラーならなんとかしてくれるのでは無いかと、甘い考えで4/2のCSに臨みました。
(なんのテーマが流行るのか全く読めなかったこともあります)
●ヨップ杯(4/2)
・使用デッキ:深淵P.U.N.K
・戦績:0-3
1戦目:ティアラ後🙅♀️🙆♀️🙅♀️
2戦目:不戦勝
3戦目:閃刀姫後🙅♀️🙆♀️🙅♀️
4戦目:エクソ先🙅♀️🙆♀️🙅♀
結果は惨敗でした。
使用した感想としては、以下がイマイチだったと感じました。
・アサルトシンクロンが想像以上に貫通札として機能しなかったこと
→展開が通った後の盤面補強としては強力だったが、カオスルーラーに繋げるには深淵の獣を素引きしている必要があった為
(P.U.N.K+アサルトではリンクでごまかしも出来ない為、強くなかった)
・初手の深淵の獣率低下
→ルベリオンの枚数が減ったことで初手に来ることがほぼ無くなり、P.U.N.Kの展開に誘発を打たれることが多くなった
また、深淵の獣の比率が減ってしまった為、烙印永続カードの素引きがシンプルに重く感じました。
デッキの根幹であるマグナムートとルべリオンが減った為、カオスルーラーの効果が通っても、何も落ちない事態が発生したこともあり、当時の時点ではデッキのコンセプトが崩れてしまったことを痛感しました。
(なお、当CSでは早速ティアラが入賞しており、驚愕してました)
直近で4/28にCSがあった為、今まで使ってきたデッキは一旦置いて、別のデッキを模索していました。
ずっと使用していたデッキが使えなくなってしまったことに加え、新弾のDUNEが個人的にイマイチだったこともあり、この辺はかなりデッキ選択に悩んでいました。
(当時、斬機・ピュアリィ・ティアラが流行っていた為、深淵の獣を抜きたくなかった気持ちがかなり尾を引いていました)
CS前に触ってみたのは、VS・勇者シンクロ・マナドゥムの3つでしたが、この中で一番気に入ったのはマナドゥムだった為、CSにはマナドゥムで参加しました。
●鮎川杯(4/28)
・使用デッキ:マナドゥム
・戦績:2-2
1戦目:クシャ後🙆♀️🙅♀️🙆♀️
2戦目:ピュアリィ先🙅♀️🙅♀️
3戦目:クシャ後🙆♀️🙅♀️🙆♀️
4戦目:相剣後🙅♀️🙆♀️🙅♀️
スタンダード寄りの構築にしてみました。
調整点としては、レベル2チューナーの重ね引きがきつかった為、トリッドを0にしている所とレボリューションシンクロンを採用している所ですね。
(個人的にはミークも2にしたかったのですが、そうした場合、2枚ミークを引いてしまうとゲームにならなくなってしまう為断念しました)
使用感としては、誘発を受けてもバロネス+浄心を構えられたり、後手捲りとしてヴィシャスが活躍したりと悪くなかったのですが、プリズマーを素引きしまくったことがかなりの負け筋となり、嫌な気持ちになっていました。
(負け試合はプリズマー関連多数)
結果としては2-2となりました。
即興で選んだこともあり、練度の低さが出てしまったなと感じました。
次にはYCSJ東京が控えておりましたが、プリズマーの一件でマナドゥムにかなり不信感を抱いておりました。
YCSJに持っていくデッキもかなり悩みましたが、何が流行るのか読めなかった為、使用デッキにはピュアリィや神碑を見れる?竜剣士を選択しました。
(魔法使い族の里を採用出来るデッキを使用したかった)
●YCSJ東京2023(5/28)
・使用デッキ:竜剣士
・戦績:3-2
1戦目:斬機先🙆♀️
2戦目:神碑先🙆♀️
3戦目:キマイラ先🙅♀️(TO)
4戦目:クシャ後🙆♀️
5戦目:召喚ドラグマ後🙅♀️
先行の盤面としては、アポロウーサ+ジーランティス+I:P+マジェスティP+里を目指しました。
Gを受けた場合は、展開を最小にしながらバグースカ+マジェスティP+里で耐えられないかなといったところです。
結果としては3-2でした。
神碑戦は、目論見通り里+シンギュラリティで封殺出来ましたが、里+バグースカの盤面が予想以上に突破されてしまい敢え無く予選敗退となりました。
(無限泡擁やトロイメアフェニックス等)
ただ、手数が多く、デッキ全体で回す為事故率が低かったのが好印象でした。
因みに6/18のエリア代表戦も同じデッキを持っていきましたが、1戦目の超重武者にぼこぼこにされました。
個人的にイベント盛沢山だった3か月でした。
4.7~9月の振り返り
さて、引き続いて2023年7月のリミットレギュレーションに行きましょうか。
7月には禁止カードはなんと4枚も出たんですよね。
どれも残当カードなんで特筆することは無いんですが、
強いてあげるなら、フェンリル今更規制か~くらいですかね。
クシャトリラも環境から姿を消しつつあったので、息の根を止められた形になりますね。
(まさかユニコーンが返ってこないとは思いませんでしたが)
その他は順当に環境トップ(ピュアリィ・斬機・超重武者)にメスを入れる形でしたね。
ピュアリィと斬機は何とか環境に残りましたが、超重武者についてはイワトオシの制限がかなり重かったのか、規制後は環境から姿を消してしまいましたね。
バイ-9が準制限になったことでメタルクランチのサーチが安定しなくなったこともあり、デッキ内のワカウ-4サーチ札が減ってしまったのも向かい風となった感じでしょうか。
環境上位のテーマが規制されたことで、このあたりからR-ACEが環境に台頭してきましたね。
(前期の斬機みたいな感じですね)
続いて7/22に新弾のAGOVになります。
2023年に入ってからかなりカードパワーを抑えられていましたが、今弾を境に、目を見張るカードが増えた印象を受けました。
AGOVでは、既存テーマの強化やホルスが登場しましたが、何より特筆すべきはリトルナイトでしょう。
このカードの登場は、EXモンスター界隈を騒然とさせました。
I:Pマスカレーナと併用することで、相手ターンに2回妨害を飛ばせたり、自分ターンでも①で能動的に除去を飛ばせたりと、先後のどちらでも一定の役割を持てる為、使い勝手◎ですね。
このカードの登場により、手札コストが必要かつリンク値が嵩む、トロイメア達の価値が下がった一方、①にはEXモンスターを必要とする為、墓地から自己蘇生を持つリンクリボーの価値が上がったりと、色んなカードの採用事情に影響を与えたのではないでしょうか。
リンクを使用しなかったデッキにも、リトルナイトを1枚採用されているのがこのカードの有用さを物語っていますよね。
(正直禁止カード指定されても納得いきます)
あとは、罪宝関連の登場ですね。
ディアベルスターと罪宝狩りの悪魔はかなりカードパワーが高く、当ギミックを強く使えたR-ACEは更に一段階強くなりましたね。
(召喚権を使わない+ドローできるカードが弱いわけない)
新弾発売後では、8/13にCSがあった為、以前使用していたカオス軸のP.U.N.Kを再調整して使用しました。
●鮎川杯(8/13)
・使用デッキ:カオス軸P.U.N.K
・戦績:2-2
1戦目:幻影後🙅♀️🙆♀️🙆♀️
2戦目:キマイラ先🙆♀️🙅♀️🙅♀️
3戦目:斬機先🙆♀️🙅♀️🙆♀️
4戦目:烙印後🙅♀️
前述した罪宝関連+ヴィジョンリゾネーターを深淵の獣の代わりに入れた構築になります。
冥王結界波のサイド採用率が下がっていた為、バロネス・ディスパテル・アビス等の、大型シンクロによる制圧で問題ないと判断しました。
その為、深淵の獣も単体で機能する4枚のみに抑え、単体で力を発揮できないサロニール+烙印永続カードは未採用としました。
ルベリオンはあくまでもレベル調整+マグナムートサーチ札で割り切りとしております。
(リリースして墓地のアサルト起動等、細やかな動きもできますが)
結果は2-2と惜しくもトーナメント進出はできませんでしたが、構築内容にはかなり満足していました。
4月規制時に問題となっていた、カオスルーラーを出しても何も起こらない現象を、闇属性でパワーの高いディアベルスター・ヴィジョンリゾネーターが支えてくれました。
それに加え、この2枚はカオスルーラーを出す初動も担ってくれる為、事故率緩和と貫通札としての役割もありました。
(ディアベルスターとヴィジョンの組み合わせがそもそも強い)
何より、回していて楽しかったのが一番ですね。
(カオスルーラーで運ゲーしていただけですが)
CSで好感触だった矢先、幸いにもYCSJ名古屋に当選した為、このデッキを調整して当日向かおう考えておりました。
5.10~12月の振り返り
それでは2023年最後のリミットレギュレーションを見ていきますか。
今回も、7月に続き4枚ものカードが禁止指定されました。
アギド・ケルベク・ロンゴミアントと並んでいたのは、何とカオスルーラーでした。
これまで規制を受けておらず、環境でもティアラが使っていた程度だった為、全然想定しておりませんでした。
直前まで構築に悩んでいたデッキは、カオスルーラーが禁止となることで、悩みごとデッキが消滅した形で終わりを迎えました。
(こんなことなら、4・7月時点で禁止にして欲しかったと思わざるを得ません)
YCSJに持ち込むデッキが無くなってしまった為、1から選びなおしとなったのですがこれまた選定に難航しておりました。
当時の環境はピュアリィ・R-ACEを環境TOPに、炎王・魔術師・ラビュが並ぶ感じでしたがどれも余り好みではありませんでした。
なので、新弾PHNIで出たテーマからあたりを付けてみようかなと考えておりました。
判明した中で目を引いたのは百鬼羅刹と粛声の2テーマで、箱を買って揃った百鬼羅刹を調整してYCSJに臨みました。
●YCSJ名古屋(11/4)
・戦績:0-2
1戦目:ナチュル神碑後🙅♀️
2戦目:センチュリオン後🙅♀️
百鬼羅刹単体では展開できる力が無い為、他のテーマを混ぜる必要がありました。
百鬼羅刹自体はランク3のガボンガからアクセス可能な為、候補としては以下で検討していました。
・デスガイド、P.U.N.K→1枚初動でランク3を出すことが可能だが、誘発受けは良くない(両方引いた際どちらかが余ってしまう)
・幻影騎士団→1枚初動でランク3を出せて、貫通札あり(サイレントブーツ)
・ホルス→ランク8しか作れないが、召喚権を使わずにエクシーズモンスターを出力可能(一応ジアンデッドで展開補佐可能)
・十二獣→インヴォーカーからアクセス可能、1枚からエクシーズモンスターを出力可能だが、ランク3が作れない為百鬼羅刹へ逆展開出来ない
(ドランシアと開局があれば一択だったと思います)
百鬼羅刹自体が、エクシーズモンスターを場に置かないと話にならなかった為、1枚初動がある幻影と、召喚権を温存できるホルスを混ぜたデッキにしました。
(ホルスによる墓地肥やしの恩恵を、幻影・百鬼羅刹のどちらも受けられると思った為)
まあ、結果は上述した通りスト負けでした。
課題であった、エクシーズモンスターを場に維持することがそもそも出来ず、百鬼羅刹らしい動きが出来ませんでした。
後手時は特にしんどかった印象で、場持ちのいいランク3がいない為、百鬼羅刹のコスト捻出がとても苦しかったです。
ただ、エクシーズモンスターさえ出せれば、デッキパワーとしてはかなり高いと感じておりますので、新規でその辺が改善されれば良いなと思った次第です。
(彼岸やゴーストリック等、ランク3は好きなカードが多い為、いい感じに強化されて欲しいのが個人的な望みです)
上で触れていませんでしたが、PHNIでは炎属性がさらに大幅強化されており、YCSJでも大活躍でしたね。
特に賜炎の咎姫は、召喚条件の緩さに加えて、炎属性何でも蘇生+自己蘇生と何でも有りの強さで、以前から強かったR-ACEと炎王が拍車を掛けて強くなるという、意味不明な状況になっておりました。
(これに加えて篝火+ポプルスもあった為、炎属性は追い風祭りでしたね)
YCSJ名古屋が、自分の中で最後のイベントだった為、それ以降はゆるりと公認大会に参加していました。
公認大会も環境レベルのデッキ揃いで、百鬼羅刹では歯が立たなかった為、最近ではもっぱらスネークアイを使用していました。
罪宝関連に加えて、篝火等の炎属性用のカードを幸いにも持っていた為、話題になっていた純構築に手を出してみた感じです。
初動兼貫通札がかなり多い為、デッキスロットに余裕があるのがとても良い感じです。
今はシンクロ軸とリンク軸の両方を使ってみて、どちらのほうが使用感がいいか確かめている所です。
6.2024年1月の環境予想
最後に2024年1月のリミットレギュレーションを見ましょうか。
今までの禁止改定がインパクト強かったせいか、かなり控えめな内容と感じました。
今回の内容では、現環境テーマに影響があるのはR-ACEのみとなりますね。
残りはナチュル・センチュリオンで使用されていたカラミティへの規制と、ピュアリィ・ラビュリンスへの緩い規制となっており、正直この辺を今更掛けた所で感がありました。
加えて大嵐が制限復帰となった為、採用率次第ではこの2テーマはより厳しい立ち位置になると思われます。
個人的には罪宝関連と天底の使徒は、炎属性と粛声への事前規制として、少なからず、何かしら掛かると踏んでいた為、どれも規制されずかなり肩透かしを食らった印象でした。
あとは、マジェスペクターユニコーンが返ってこなかったことが心残りでした。
この間の新規も悪さしていないので、味見で制限復帰して欲しかったです。
1月環境としては、無規制だった炎王・粛声・スネークアイが猛威を振るう感じでしょうか。
R-ACEについては、エマージェンシーが制限となった為、流石に厳しいと思われますね。
あとは、アトラクターを強く使える霊獣とか、現環境ならかなり強そうなんですけどどうなんでしょうかね。
(ドロバ採用率上がっているから、その辺がしんどいのかな)
新弾LEDEでは、粛声の強化が確定している為、どれだけ強くなるか気になるところですね。
他では、光の黄金櫃関連はかなり興味あります。
ガンドラは後手性能高いのでホルスとかと混ぜて組みたさあります。
(沈黙の二人好きなのでうまく使えたらな~とも考えたり)
7.総括
ここまで、記事を拝見して頂きありがとうございました。
2023年は前半と後半でがらりと環境が変わったように感じました。
前半は2022年テーマが席巻しており、後半は炎属性が幅を利かせていた印象です。
自分としては、リミットレギュレーションのたびに使っていたデッキが崩れてしまい、デッキ選択に時間を掛けてしまった為、来年はもっとデッキ選択にゆとりを持てるようにしたいです。
それでは、よいお年をお過ごしください。
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