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シンデレラフィットっていう人、シンデレラ読んだ事ない説

最近、シンデレラフィットというワードを目にします。

どんな感じで使われているのかというと、

「メスティンにこのバット網がシンデレラフィット」
「大量に買ったパスタにこのケースがシンデレラフィット」

というように、想定していない道具が、偶然にもメーカーオプションのように一致している事を言うようです。

一方、原作のシンデレラのストーリーはこのようになっています。

シンデレラは、継母とその連れ子である姉たちに日々いじめられていた(父親は作中に一度も登場しない)。
あるとき、城で舞踏会が開かれ、姉たちは着飾って出ていくが、シンデレラにはドレスがなかった。
舞踏会に行きたがるシンデレラを、不可思議な力(魔法使い、仙女、ネズミ、母親の形見の木、白鳩など)が助け、準備を整えるが、魔法は午前零時(=日付けが変わった瞬間)に解けるのでそれまでに帰ってくるようにと警告される[注 1]。
シンデレラは、城で王子に見初められる。
零時の鐘の音に焦ったシンデレラは階段に靴を落としてしまう。
王子は、靴を手がかりにシンデレラを捜す。
姉2人も含め、シンデレラの落とした靴は、シンデレラ以外の誰にも合わなかった。
シンデレラは王子に見出され、妃として迎えられる。
シンデレラ - Wikipedia

シンデレラのストーリーで覚えておいて欲しい事は、ガラスの靴は元々シンデレラが落とした物で、本人の靴という事。

話は戻ってシンデレラフィットというのは、このシンデレラのストーリーの肝である
「シンデレラがガラスの靴を履いてフィットする」という事から来ているのでしょう。

でも、シンデレラがガラスの靴を履いてフィットするのって当たり前じゃないですか。
だって自分の靴ですよ?
綺麗にジャストフィットに決まってるじゃないですか。

シンデレラが本体なら、ガラスの靴はメーカーオプションみたいなもんです。

それなのにネット民はというと、
「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!これシンデレラフィットじゃん!!!!」

一方でシンデレラはというと、
「まぁ元々自分の靴だし、ガラスの靴は私にピッタリでしょ。驚く訳もない」

こんなギャップが納得いかないこの頃。

一寸法師がお椀の船に乗ったり、縫い針の剣を使うのに肖って、一寸法師フィットの方がしっくり来るんじゃないかと思う。

うーん、オチが弱い

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